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見えない会社-4


いつもありがとうございます。


先日、また怖いニュースを見てしまいました。このようなニュースを見ると水道水は飲めませんよね!


読んだ方もいるかと思いますが、どのような事故が起きたかと言いますと、ガソリンスタンド地下タンクからガソリンが土壌に漏れ出して、水道管にベンゼンが混入して住民が騒ぎ、地元の政府が水道水を調査した所、国の基準の760倍にあたるベンゼンが検出されたという内容です。
【幾つかの新聞にとても小さな記事で掲載されました】


ベンゼンは、発がん性物質であり危険物第四類第1石油類に分類されています。危険性や毒性が高い物質ではありますが、燃焼性が良い事から一定量ガソリンに含まれてもいます。通称カメの子といわれる六角形の形をしており、ベンゼンを原料に様々な石油製品が作られています。

このような危険物質を扱うためには当然資格は必要ですし、日々の点検などは欠かせなく地下に漏れ出していたことに気が付かないという怠慢な仕事の進め方だと思います。現在は地域住民への健康被害の調査を進めているようですが、そのような問題ではないような気もしますがね・・・


地方紙によると、地下タンクは基本的に週に1回漏れなどの点検を行い記録を残すのですが、このスタンドでは過去2年間点検をしていなかったそうです。そして、2年くらい前から住民が水道水が臭うと訴え始めていたようですが取り扱ってくれなかったようです。

ベンゼンの特徴としては水に溶けにくく、水の温度が上がれば若干溶けると言う性質なので、土壌に漏れたガソリンが水道管を通してベンゼンだけが水道水に溶け込むと言うのが今一つ納得が行きません。溶け込んだのではなくて腐食した水道管から混入した、が正しいような気がします。


空気中に2%のベンゼンが混ざっていると、人間は5~10分程度で致命的な中毒症状を起こすと言われていますので、地域住民の方々の怒りはとても大きくなっています。


ベンゼン

分子式 C6H6

引火点 -11.1℃

爆発限界 1.5~8.0 vol%



このような危険な物質が我々の身の回りにはある事実を忘れてはいけません。ベンゼンの特徴は芳香族なので特有の臭いがしますので何か変だな!と思ったら警察や消防などに連絡するのが良いかと思います。

長きに渡り、地下タンクからガソリンが漏れているのになぜ気が付かないのか?税理士がいるか分かりませんが収支のチェックも適当なのですかね?


データは溶剤ポケットブックを参考にしています。





以前は日焼け止めクリームに入っている事もありましたので購入時はよく成分を見てから購入して下さい。





いつも最後までありがとうございます。




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