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手帳ってなにをかくものなの?

手帳や万年筆の話を前回しましたが、手帳って何のために持っているのという疑問を持っている人がいるのではないかと思いまして、そこの私なりの回答をご紹介したいと思います。

個人的な結論としては、誰もが手帳を持つべきじゃないかと思っています。

まず、私が考える、手帳とは
・いつでもかける
・いつも見返せる
・自分だけのもの (誰にみせない) 
・持っててテンションが上がる
の4つの要素が満たされていれば、ノートでも、裏紙の束でも手帳です。

ちなみに、私が子供のころ、手帳がかっこいいと最初に思ったのは、インディージョーンズの最後の聖戦という映画に出てきた、パパジョーンズが書き溜めていた聖杯までのヒントが書き記された手帳でした。

長年書き続けた味が出まくっていた手帳。後にモレスキンなのではということを聞いて一時モレスキンにはまったこともありました。


まさに読み返すために情報を溜め込んだ手帳です。こんなかっこいい手帳を目指す必要はありませんが、こんな人に手帳はおすすめです。

  • なにか成し遂げたいものがある人(試験や資格など、もっと大きな目標がある人もいるかも)

  • 忙しすぎて、自分を見失いそうな気がしている人

  • 成長を感じられず閉塞感を感じている人

逆にスケジュール管理の道具と考えて手帳をつかおうと思っているならスマホ持てば十分です。

ではなぜ、上の人が手帳を持つべきだと思うかというと、全部自分に当てはまっていたからなんです。

少し昔話をすると、10年くらい前マーケティングリサーチの会社にいる時、めちゃくちゃ忙しくて朝9時くらいから終電までという生活をしてました。娘が2歳、3歳くらいの時だったのですが、寝顔を見るだけ、休日も寝てることが多くてなかなか一緒の時間がない時代がありました。忙しいは心を亡くすと書くと言われますが、このままじゃやばいと思って、思ったことを書き出すことをしました。朝少しだけスタバに寄って時間をとって手帳に色々書き込んでいたんです。

なんでこんなに時間ないのか、周りの人や作業が多すぎるみたいな愚痴が最初多かったのです。そんな忙しい職場でもさらっと帰ってる人たちもいて、何が違うのか、どこに問題あるのかを考え始めるようになりました。レポートのコメントを直されたのはどの視点がたりなかったのか、英語の文章だと意味がわからないと、日本語と英語2種類作ってもっていったり、ネイティブの人にまず英語見てもらうなど、色々やってみようのアイディアを溜め込んで、少しずつ実践していきました。一緒に仕事している人たちのすごいポイントを書き出して、どこを真似できるか考えたりもしました。

結果、徐々に作業はスムーズになり、ある程度自分でコントロールできる部分が増えました。
正解を選びたくなる気持ちはわかるのですが、正解があるのかもわからない事柄は、まずこうすればうまくいくのではっていうアイデアを試してみることが重要です。

そのためにまず手帳に書き出してみるのは、頭で考えるだけより有効です。なぜか、それが見返すからなんです。

パソコンやスマホでも良いか?見返すならいいかもしれません。でも紙なら今日のページを開く途中に何気ない時に、フワッと開くことがあります。そこで読み返した時、今もやれているか、やった結果どうだったかもう一度確認することができるのです。本でも似たようなことを行っている人がいますが、同じ理由かなと思います。受身的に見るには紙の束が重要かなと思います。このランダムエンカウントできる仕組みが紙の魅力だと思います。

また、半年前の悩みや愚痴を見ると、そんなことに悩んでいたのかと思う時があります。これが自分のレベルアップを確認できる時です。そんなこともあったなと、懐かしく思えるようになったとき、成長した自分を確認することができます。

大事なのは、かきとめることで、みるとはなしにみる機会があることだとおもいます。落とさない限り流出することはないので、おもいっきり感情を書き出すことで見返した時の気持ちよさが増します。

最後に、試験対策について。自分は統計検定の準一級にトライした時に、手帳を使いました。準一級は範囲が広いテストでとにかく、覚えることが多く、継続的に復習しないと前に勉強したことを忘れてしまいそうでした。そこで、その日勉強したことの要点をちょっとだけ時間かけて書き出しておき、毎日書いたのを時間空いた時や勉強をする前にチラチラとみることで忘れないようにしていました。

試験終わって見なくなったらしっかり忘れてたので、チラチラみることもやっぱり意味あったなぁと実感しています。

見るために書いておく。そのために手に取りたくなるもので、手に取りたいものに書くということがおすすめなんです。

ここまで読んでいただいて、少しでも興味を持たれた方がいたら、個人的には、ほぼ日手帳をお勧めします。

自分が最初にしっかり使ったものでもあるのですが、1日1ページのページなのでどこに書けばいいのか迷うことがありません。書くこと無かったら大きな字で、今日もいい日だったって書けばいいんです。
でも、印象的なことがあった時はぜひ、自分の言葉でしっかり書き残すことをお勧めします。
ちゃんと財産になりますので。

自分が使っているようなシステム手帳も良いのですが、個人的には色々決めないといけないことが多く少し上級者向け(お値段的にも)なので、まずはシンプルなのが良いと思います。

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