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仏教に学ぶ生き方、考え方「私は楽しみの多い人生を送っているのか?」

 仏教では苦しみをいかに「減らすか」ということが重要視されます。

 つまり大命題として「抜苦与楽」(ばっくよらく)があるわけです。

 でも凡夫の私たちは、わざわざ自分から苦しみを「拾いに行く」ことがままあります。

 例えば隣の家がいい車を買ったからと、無理な「ローン」を組んで車を買い替えるとか、子どもの学歴を気にして、叱咤激励して子どもの心を「追い込んでしまう」とか。

 何も考えたり感じたりしなくても、「そのまま」を受け止めていさえすればとても「楽しい人生」なのに、物事に「執着する」ことで苦しい思いをしている。

 こういうことは、けっこう「多い」のではないでしょうか?

 今しようとしていることは自分で選んでいるようにみえても、実は誰かに「させられている」だけなのかもしれません。

 私は「私の人生」を楽しめているか?

 私の人生を苦しいものにしているものは何なのか?

 それを深く観ていくだけでも、十分に意義のあることだと思っております。


☆今日の一句☆

 苦しみを
   我れ楽(らく)多しで    
            我楽多に

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