見出し画像

ほとけさまのおしえ「水は水でも」

 今朝も「井戸水」で手洗い洗濯をいたしました。

 たらいに入れた服や下着を押し洗いで手洗いした後、今度は黒衣や白衣も洗いました。

 つまり手洗い洗濯を二回続けてしたことになります。

 最初の冷水でジンジンする指先も、徐々に温かくなる井戸水で幾分救われました。

 その後温水プールに行き、熱いシャワーを浴びた後で冷水シャワーを浴び、水温三十度のプールで泳いだあとジャグジーで温まる。

 つまり朝から昼までの間に、様々な温度の水と触れ合っていたことになります。

 そして水をどう感じるのかは状況によって微妙に変わってくるのです。

 冷水の井戸水が少し温かくなるだけでも「あったかい」と感じ、熱いシャワーのあとのプールは「冷たい」と感じる。

 つまり何かを感じるとき、そのものがどうなのかというより、その前の状況がどうだったのかで、感じ方は「劇的に」変わってきます。

 それと同じように、今ここで「辛いことや悲しいこと」を経験されている方は、きっと次に起こるであろうことを「幸せに感じる」のではないでしょうか?

 冷水に素手をさらしてからのほうが温かさを感じられるように、苦しみや悲しみは、幸せを心いっぱい感じられるための、いわば「お膳立て」なのかもしれません。


☆今日の一句☆

 苦しみを
    浴びて幸せ
        あたたかき

 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?