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【娘へ 第2話】父のやりたいことの見つけ方、辿り着き方、そして、その後。「やりたいことってあった方がいいのでしょうか?」

おはようございます。浜崎です。父ですよ。お元気ですか。隣でハイハイしていますね。妻が頑張っています。ありがとうございます。

ふと、思ったのです。僕がやりたいことを見つけたのはどうやったのか。そして、そもそも見つけられているのか。なので、その後、もです。

よくやりたいことを見つけよう、やりたいことは何ですか、と問われることがあると思うのです。就職活動、転職活動、学校行事、仕事をしていく中で、といろんな場面で尋ねられます。

ですが、そもそもやりたいことってあった方がいいのでしょうか?父さんは別にどっちでもいいと思います。やりたいことがあった方が毎日が楽しければ見つけたらいいし、関係ないならそんなに気にしなくてもいいと思います。

やりたいことがなくて、悩んでいるくらいなら、別になくてもいいのではないでしょうか。そんなにやりたいことがないからって、責められることでもないでしょう。ただ、僕の場合はやりたいことを見つけたかった。

よく自分が考えるのが「今日が自分の人生、最期の日だとしたら、今日やるべき予定のことは本当にやりたいことだろうか」です。二十歳の頃から考えるようになりました。スティーブ・ジョブスさんがスタンフォード大学の卒業式でのスピーチで語ったことです。

そのスピーチを見てから、当時は色々と悩んでいたこともあり、常にその言葉を自分に投げかけていました。常にです。何か別のことにハマっていた時は、他の言葉を常に投げかけています。暗示がかかりやすい性格かもしれません。影響を受けやすいのです。たぶん。

そんな性格の父なのですが、君はどんな大人になっていくのでしょうか。少しずつ、性格というか、気質が出てきているような気もします。いつか、君が「何をしたい、何をしたくない、そんなことも出てくるのかな」と思いながら見ています。「どうなっていくんだろう」と常に考えています。

できるだけ願いを叶えたい。できるだけ叶えてあげたい。どうしたらいいだろうか。

そのためには僕がある一定の資産を持っていないといけないだろうし、教養だったり、たくさんのものを身につけていなければならないだろう。ただ、娘が何をやりたいと言い出すかは分からない。自分を振り返っても、たくさんのことをやりたいと思い、違ったと思い、試行錯誤を繰り返してきた。

そう考えると、都度、どんな風に対応するべきなのか、悩むことになりそうです。でも、その一つ一つ悩むことも、今は楽しく思えます。

いつかこの文章を娘が読むことがあるのでしょうか。その時にどう思われるか、ということは多少意識しています。できれば、愛されているんだな、必要とされているんだな、自分は守られてきたんだな、と身勝手ながら思ってもらえたら、それは最高に嬉しいな、と思います。

しかし、実際はどうなのでしょうか。そういった時にどういう支えになれるか、がとても大切だと思っています。できるだけ恥ずかしくない自分で痛いし、苦しむことがそんな多くないで欲しい。厳しくするのはそんなにできないと思います。でも、厳しくってなんだろう、そんな風にも考えたりします。

そんな風に考えていると、段々といろんなことに感謝の気持ちが出てきました。僕が今、生きていられることも、おそらく健康でいられることも、すごくありがたいことだろうな、と思うのです。自分ももっと高みにいきたい。それはずっと思っていることです。時折、諦めたくなる気持ちにもなります。でも、絶対に嫌です。誰かに腐されようとも、化けそうだね、とか言われようとも、粛々とやるのみ。絶対に実現させてみせる。

自分もそう思っているからこそ、娘も何かやりたいことを見つけた時には、なるべくなるべく、できるだけ応援してあげたい。そのためにできることを惜しみたくない。そう、強く思います。とにかく応援してあげたい。そんな風には思うのです。

ただ、それも応援の仕方というのは大事だと思います。これだけ考えているつもりでも、本人にとってよくなければ、嬉しいことでなければ、意味がありません。それをどう判断したらいいのでしょうか。

そんなことをぐるぐる、日々考えているのですが、やりたいことを見つけた時はとにかく応援してあげたいです。私は、とにかくたくさんのことに挑戦したように思います。転職も多かったです。一番長く勤めたのが、自分で創業した株式会社メディアインキュベートでしょう。

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もっとチャレンジできたのでは、と最近は思うのです。起業して4年も経つと、同世代の起業家が何をしているのか、どんな状況にあるのか、段々と見えてきます。とても悔しい思いもします。

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メディアアドエージェンシー なるサービスも考えていたことがありました。改めて、取り組もうと思えてきました。コロナ化で広告出稿の厳しさが言われています。ここでメディアのためになる事業に取り組むという点でも、広告関連の事業を強化しても良いかもしれません。

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メディアM&A というサービスも展開してきました。自分の関心は、ファンドやファイナンスに寄っている部分もあります。他にも千葉に貢献するための事業や、いろんなことを考えてきました。そう思うと、その全てを実現した時にどうなるのか。それなりの事業になっているのではと思うのです。

メディア領域では、普段は新規事業の開発ということで、様々なチームを作り、相談役となることが多いです。支援していくというのが基本で、寄り添って、必要なものを供給していく形でしょうか。

でも、最近、WEINという素晴らしい組織に出会って、自分をいろいろと見つめ直している。

僕はメディア業界の再編、アップデートをしたいとよく言ってきた。尊敬するグライダーアソシエイツ 山口 翔 上席執行役員にも指摘を受けたことがある。「社会にとって、周りにとって、浜ちゃんのやりたいこと、ビジョンはどんな意味があるの」と。

それって、娘に恥ずかしくない仕事をしているか、とかにも関連する気がする。そんなに大きなことを考えなくてもいいかもしれない。ただ、そうでないと、結局、人は動かないし、チームにもなっていかない気がする。

なんのために、なんでこれをやらなければならないのか。意味を探しがちだ。娘の恥ずかしくないよう、ただそればかり意識すると本末転倒感もあるので、自分が納得いくような形で頑張る。それも大切なのかな、と。

とにかくいつも妻よ、ありがとうって感じです。

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