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[再読] 『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』/村上春樹 📚 の感想ではなく…。

先日『街とその不確かな壁』を読み終え、「あっこれは『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』再読コースだな」と言うことで、ゴールデンウィーク最終日から読み始め、本日再読完了。

僕が最初に『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』を読んだのは、文庫化された1988年の頃だと思う。
20歳か…。

今回のnoteは本の感想ではなく、巻頭の引用部分に35年ぶりに気づいた件。

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹 巻頭より引用

20歳の僕は、このページを軽く読んで、本編に入り込んでいったと思う。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この一節は、アメリカの歌手
Skeeter Davisの1962年のヒット曲“The End Of The World”の歌詞の1節。

20歳で知るわけないですよね。

ところがどっこい、同じ1988年に“The End Of The World”を別バージョンで聴いていたと言う話が今回のnoteでの回想。

おそらくnoteの中ではあまり市民権のないReggae Music。
当時、世界的にDance Hall StyleのReggaeが大ブームであった。
その中のヒット曲にU U Madoo & Captain Barkeyの“MIX UP”という1曲があり、
その曲で”The End Of The World”が部分的にカバーされていた。
ちょうど、1988年のことである。

どこのクラブでもこの曲がかかれば盛り上がっていたなあっていう、
若き日の思い出の1曲。

その後、何歳の頃か、カーペンターズのバージョンで聴き、オリジナルは誰って感じでSkeeter Davisにたどりつく。

で、先日『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』を読もうと、表紙をめくった瞬間に巻頭の1節を読み、あっ、あの歌の歌詞かと”The End Of The World”の曲を思い出したというだけの話でした。

本を最後まで読むと、歌詞の出典元が当然記載されていました。

何事も浅ーく捉えていた20歳の当時から、少しは本書も読み込めたかなと思う35年後の再読完了のご報告です。

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