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体を老化させる糖化現象とその予防法

こんにちは。河本将弘でございます。

あなたは出来る限り若々しくいたいでしょうか?

おそらく殆ど全ての方がYESと答えると思いますが、では、どのように老化を防いでいけばいいかという事については疎い方が多いでしょう。

老化を引き起こす原因は以下の3つに大きく分けられます。

  • 酸化=細胞が錆びる

  • 糖化=細胞が焦げる

  • 炎症=細胞が火事になる

以前は酸化について解説しましたが、本日は糖化とその予防法について解説しますので、これから先も若々しく居たいあなたにお読みいただきたいです。

糖化とは?

体内のたんぱく質や脂質と余分な糖質が結合する事により変性・劣化が起こり、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質が体内に発生する反応です。

この反応によって結合した糖分がたんぱく質の構造が変化させ、体内で様々な健康問題を引き起こします。

糖化の原因

1.糖質の過剰摂取

糖質は炭水化物や甘いもの、お菓子類に多く含まれており、糖質の過剰摂取によって余った糖は身体に蓄えられ、糖がたんぱく質と結合する事により糖化反応が増加します。

個人差はありますが、血液中に20~30g、筋肉に150~200g、肝臓に200~250g糖質を溜める事が出来ますが、全て満杯になったら糖質が脂肪細胞に溜め込まれていきます。

2.高温調理された食品の過剰摂取

特に、高温で調理された糖とタンパク質が存在する食品の場合、加熱によって両者が反応しやすくなります。

特に、高温で長時間調理される場合や、焼き過ぎたり焦げ目がつくような調理方法では糖化の反応が増加しやすくなり、その結果、食品中の糖分とタンパク質が結合して糖化生成物が生じやすくなります。

3.喫煙

タバコに含まれる化学物質は酸化ストレスを引き起こし、その結果として糖化反応が増加します。

そして喫煙によって血管が収縮し血流が悪化するので、糖やその他栄養素が組織に効率的に供給されず、代謝産物が排出されにくくなることによって組織や血管内で糖化反応が起こりやすくなります。

糖化を予防するには

1.血糖値の管理

血糖値を安定させることが糖化を予防する上で重要です。バランスの取れた食事や適切な運動を行い、血糖値を適切な範囲に保つように心がけましょう。

2.糖質制限

過剰な糖質の摂取は血糖値の急激な上昇を引き起こし糖化を促進するので、高GI食品(白米、食パン、アンパン、白糖、うどん、チョコレートなど)を制限することが重要です。

3.適切な加熱調理

高温で調理すると糖化が進行しやすくなります。適切な加熱調理法を選び、焦げ付きを避けることで糖化を抑制することができます。

4.抗酸化作用がある食品摂取

抗酸化物質は酸化ストレスを軽減し、糖化反応を抑制するのに役立つので、色とりどりの野菜や果物、ナッツ、種子などの食品を摂取して、抗酸化物質をバランス良く摂取しましょう。

5.禁煙

喫煙は酸化ストレスを増加させ、糖化を促進する可能性があるため、喫煙を避けることが重要です。

6.適度な運動

運動は血糖値をコントロールし、糖化を予防するのに役立つので、目安としては週2~3日、1日30分程度の少し息が上がるような有酸素運動を継続しましょう。

あとがき

糖化はAGEsが一度発生すると分解されにくく、体内に蓄積するので、肌や髪、骨などを劣化させるだけでなく、下記のような病気も引き起こします。

動脈硬化、糖尿病合併症、認知症、骨粗鬆症、白内障、がん、アルツハイマー病など

人間は進化の過程で酸化への防御機構は備わっているが、糖化への防御機能は十分に備わっていないので、糖化を予防し、健康を維持出来るように意識し続けましょう。

本日はご覧いただきありがとうございました!

今後もプーケットや健康に関してのトピックを定期的に発信していきますので、河本将弘公式LINEにご登録いただけると幸いです。


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