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ピアノの先生の独り言♪#46楽譜が読めない子はどうしたらいい?

ピアノ教師のmasakopianoです。
ピアノ教室を開設して、四半世紀が経ちました。
これだけ長くやっていても、レッスンの悩みは尽きません。
一番の悩みは・・・ダントツ1位!楽譜が読めない生徒さんのレッスンです。

多分、これ、どのお教室の先生もあるあるじゃないかと思います。
そして、ピアノの先生は、楽譜が読めるので、
読めない子の気持ちが分からない。
毎週つまずきながら譜読みをしている生徒さんに、
「どーして読めない?先週もそこやったし、一緒にドレミ読んだよね・・・」
音符カードをやってみたり、譜読みプリントを毎週宿題に出してみたり。
あの手この手で工夫しているつもりなのに、
効果があまりない。。。

もちろん、練習時間と比例してます。
最初は読めなくても、練習を毎日している生徒さんは、個人差はあるものの、
初級が終わる頃には、読譜力はついてきます。
問題は、練習をあまりしてこない生徒さん。
読めない上に、家に帰って楽譜を広げるのはレッスン前日とか・・・そして途方にくれる(そんな歌ありましたね)
読めないから練習しないのか、練習しなから読めないのか・・・
どちらもアリですね。
読めない子にとって、音符はただの記号の羅列なんだろうな〜と。

最近、自分が見えている楽譜と、
読めない子の見え方は違うんだと、気がつきました。
ざっくり、3パターン。
1、時系列ぐちゃぐちゃタイプ。
このタイプは、過去と未来が交錯して、今弾いてる場所がまずわからない。
右手と左手がずれてしまっても気がつかない。
2、距離感がつかめないタイプ。
ト音記号の真ん中のド、高いド、ヘ音記号の低いド、
これらの場所が毎回迷子になってしまいます。
3、ドレミは読めるが、リズムがわからない。
そしてテンポも小節ごと違ってしまう。
もちろんミックスタイプもあると思いますが、
私の教室の生徒さんは、大体この3パターンです。

実は、私は子供の頃、2のタイプでした。
先生にいつも弾き始めの場所で注意されてました。
カードではドレミは読めても、
ピアノ譜になると、わからなくなる。
そして、別の教本でまた迷子・・・笑
じゃあ、どうして解決したか?
うーん。あまり昔のことで・・覚えてないのですが(笑)
いろんな楽譜を読んでいくうちに、だんだん点だった楽譜が、
線になり、塊で読めるようになりました。
言葉も同じ、今、私のブログを読んでくださっている方は、
私の文字を塊で読んでおられると思います。
楽譜もフレーズと和音(コード)で読めるようになると、
とても早く譜読みができます。

そのためには、少し楽典や、和声を子供のうちからやること。
手間はかかりますが、ピアノは手だけが動けばいいのではなく、
楽譜という設計図を読み解く力も必要です。
教室では、ヤマハのグレードがその勉強に役に立っています。
グレードについては、長くなるので、また別の回に書きたいと思います。

今日のまとめ。
楽譜がすらすらに読める即効薬は、ないです。
すいません💦
でも、読めないことで、ピアノが嫌になってほしくない。
今日も、生徒さんのわからな〜〜いに、
忍耐、忍耐(どうしてっ?なぜわからない?は言わない!!)
今日も奮闘!!わかるまで付き合っていきます!!

今日も素敵な音楽ライフを!




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