見出し画像

最高で最好で最幸の3時間半だった『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』

『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』が幕を閉じた。

多くの人もそうだろうが、オープニングVTRがまさに自分の人生と重なったこともあって、もうのっけから涙が止まらなかった。

若林さんが登場したとき、星野さんと「Orange」を歌ったとき、2人が漫才衣装でセンターマイクに向かって歩く姿、そしてエンディング……。ここ10年分くらいの涙が出た。そうだ。俺はこの人たちに“笑い”で助けられたんだ。仕事で追い詰められたとき、ラジオで元気をもらったんだ。そう思うと、気持ちが昂ってしまった。もうジジイだから、涙腺がバカになってんだ。

ただ、それ以上に、めちゃくちゃ笑った。めちゃくちゃ楽しかった。ラジオを聴いてきたからこそ分かるオープニング、2人のトーク、コーナー、漫才……。本当にあっという間の3時間半で、笑っていたら時間が過ぎていた。

『オードリーのオールナイトニッポン』は、いつも移動の電車で聴いている。笑いを噛み殺すのに必死だ。だけど、今日は、今日だけは声を出して笑っていい。だって、右隣の人も、左隣の人も、前の人も後ろの人も、みんな笑ってるんだもん。ドームにいる人たちみんなが笑っているんだもん。だから、大きな声で笑っていいんだ。楽しんでいいんだ。そんなことを思った。

……ただ、確かに会場には何万人といたんだけど、でもちょっと違う感覚になる部分もあって。配信も合わせて16万人。自分もその16万分の1である。だけど、昨日はオードリーのおふたりと自分にしかスポットライトが当たっていなくて、自分のためだけにやってくれているような、そんな気持ちになった。

『DayDay.』で山里さんが「ラジオをやっていた」とおっしゃっていたが、まさにそうで。毎週聴いているラジオが目の前で繰り広げられていた。電車で毎週聴いているあの“瞬間”を東京ドームで感じられた。毎週得られる“幸福”を東京ドームで感じられた。だから、“自分にだけスポットライトを浴びている”錯覚を覚えたんだと思う。

職業がライターなので、最後に「オードリーとは◯◯である」みたいに綺麗にまとめたくなるんだけど、おふたりは「そんなんじゃない」というか。ただ勝手に好きになって、勝手に寄り添う壁になってもらって、毎週笑わせてもらっている存在。今の自分にとってなくてはならない人たち、ということだけ。自分の稚拙な表現で若林さんと春日さんをあらわしたくない。

だけど「好き」とか「ありがとうございました」は伝えたい。本人に届かなくても、誰かと共有したい。そう思って書いた。1日経った今でも熱が冷めないから、感情が赴くままに書いた。色々手直ししたい部分もあるけど、直さないでおこう。

これからも『オードリーのオールナイトニッポン』は続く。

自分の幸せも、誰かの幸せもずっと続く。

最高じゃないか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?