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子育ては長期の時間軸で、問題解決。

この頃の日本では子どもがうまく育たなくなっているようで、マザコンとか毒親、モンペア、ガチャ親、などという、昔は聞かなかった新語が聞かれるようになりました。 

若い人たちも、結婚はしたいが子供は要らない、という人も増えて、少子化は予想以上のペースで進んでいます。

子がうまく育たなければ国は衰退するだけですが、このごろその原因が戦後の母親にあるように思えてきました。

〜とあるブラジルの爺さんの一場面〜

三年前に妻を亡くして嫁(息子の妻)の世話になっている老人が、縁側で一人煙草をふかしていると、近所に嫁いでいる娘が来て「姉さん(嫁)いるか」ときいた。

「今そこにいたが、買い物にでも行ったかな」と父であるその老人が答えた。

すると娘は「姉さんが留守なら言うけど、姉さんの父さんへの尽くし方は良くないね」と言った。

すると父は「お前が良くできるのはおれも承知だ。だが、おれの最後の始末や死に水は嫁にとってもらわねばならない。人は誰でも良いところもあれば悪いところもある。それを悪く言わんでくれ。」と言った。

「父さんがそう思っているなら何も言わないけど」と言って娘は「じゃあまたね」と帰っていった。

帰ってすぐあと、留守だと思った嫁が扉の陰でそれを聞いていて、涙を流しながら出てきて言った。
「私が至らないのにああ言ってくれて、お父さん本当にありがとうございます。」

この場面で、もし仮に、爺さんではなく縁側にいたのが婆さんで、その嫁いだ娘が「姉さんが留守なら言うけど、姉さんの母ちゃんへの尽くし方は良くないね」と言ったらどうでしょう。

「そうなのよ、あの嫁は気の利かない子だから、あたしも困っているのよ。お前の口から遠回しにあの子に注意してくれないか」などと言ったとしたら、問題はこじれていくことでしょう。

では、どうして爺さんと婆さんの答えがこんなに違うのでしょうか。

それは、大抵の女性の時計は止まっているように、いつも今だけを見て考えますが、男は先々の自分の死も考えに入れた長期の時間軸で物事を総合的、大局的に判断するからだと思います。 

いまの日本の母親の多くが、短期的な視野でしか子育て、教育をしていないのではないかと、想像をしています。

【今日の名言】
「四つ葉のクローバーを探すために三つ葉のクローバーを踏みにじってはならない」

【名言もう一つ】
「他人を幸福にするのは香水をふり掛けるようなものだ。
香水をふり掛けるとき自分にも数滴ふりかかる」by ユダヤ諺


※編集協力
和の国チャンネル


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