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お帳面は交換日記

保育園に我が子が入ると、日課になったことがある。それは、保育園の準備である。
次の日の着替えやおむつ、弁当箱、コップ、歯ブラシを準備する。
あとは、お帳面(連絡ノート)の記入だ。
お帳面の内容は、家での出来事や体調の様子を記入する。私は、このお帳面の記入を妻と協力して書いてきた。保育園の準備自体は、周りの家庭に聞くと、ほとんどがママがやっているようだったが、ここに”面白さ”があり、妻を差し置いて私が書くようにしていた。今回はお帳面を書くことで気づくことやその面白さを3つ紹介したい。


①こどもの様子を観ていないと書けない

お帳面は、こどもの様子を書くので、当然、こどもの様子を観ていないと書けない。要は、ネタがないと書けない。こどもの様子をよく観たり、会話をすることで書ける。書くことが目的ではないが、こどもをよく観たり、会話をするきっかけになる。さらに、こどもの小さな変化や成長にも気づくことができる。おしゃべりの内容の変化、言語力の変化、ちょっとした面白い仕草などを見つけることができる。

②子育ての相談ができる

お帳面は、日々の子育てや保育園生活に対する不安や悩みを相談することができる。お帳面で相談することで、些細なことでも、保育園の先生からアドバイスをもらうことができる。「園でも様子を観ておきます」と、保護者と先生の協力体制ができて、協働して子育てできるメリットがある。保護者の視点にはない先生たちの経験から裏付けされた視点を、私たち保護者は学ぶことができる。良好な関係性を築くことで、こどもたちの育つ環境に、「心理的安全性」が生まれる。

③先生との交換日記

最後に、お帳面は、「先生との交換日記」だと思ってやると楽しくなる。この交換日記は、妻公認である。(笑)
今日はどんな返答が返ってくるかなと楽しみになる。先生からのコメントを読む習慣にもなるので、こどもの保育園の様子や保育園の情報を得ることができる。渾身の文章を書いて、「見ました」だけの返しは落ち込むこともあるが、私も毎日書いていれば、先生の大変さも理解することができる。我が子だけでなく、他の子のお帳面も書いているのだからすごい。

私たち親は、保育サービスを受ける側ではあるが、我が子を預かってもらっているから、安心して働ける。
保育園は「預ける」場所でもあるが、「育つ」場所であることも忘れていけない。「育つ」のはこどもだけでなく、保護者にも言える。保育園は、それを学ばせてくれる場所だ。

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