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弁理士の質が必要になるAI時代

はじめに

みなさま、こんにちは。商標登録サービス Toreru の宮崎です。
この記事では「弁理士の質が必要になるAI時代」というテーマでお話します。

デジタル化とAIの影響:実例を踏まえて

Toreruでの取り組み

弊社 Toreruでも、システム化を積極的に進めています。初めに、エクセル(VBA)を用いて商標調査の報告書の一部を自動化しました。その後、専用のプログラムを開発して、商標の願書や登録料納付書、補正書の作成などを自動化しています。

起こった変化

この取り組みにより、以下のような変化が生じました。

  • 定型業務の減少: 願書作成などの定型的な作業は減少しました。

  • 専門性が求められる業務の増加: 一方で、商標調査の判断や意見書の作成など、弁理士の専門性が強く求められる業務が残りました。

このように、弁理士の質が直接アウトプットの質に影響を与える業務が増加しました。

AI化が進むとどうなるか?

AI技術の進展により、以下の3つの変化が起こると予想されます。

  1. 一人あたりのアウトプット増加: より効率的な業務遂行が可能となります。

  2. 弁理士の質の更なる重要性: 弁理士自身のスキルレベルが、さらにサービス価値に影響するようになります。

  3. 高品質な弁理士への仕事の集中: 質が高いと評価される弁理士に、多くの仕事が集まります。

AIに負けない弁理士とは?

質の高い弁理士は、AI技術を効果的に活用することになります。それによりいくつかのメリットが生まれます。

  • 品質の向上: AIを活用することで、より高品質な仕事ができます。

  • 報酬の増加: 効率化により、報酬が上がりやすくなります。

  • 労働時間の短縮: AIが単純作業を代行することで、弁理士が専門性を発揮する業務に集中できます。

しかし、AI技術を導入するには、十分な業務量(市場規模)を必要とします。 そのため、AI技術を導入しきれない「ニッチな市場」で活躍する弁理士が、AIに負けない存在となると思います。

さいごに

最後に、AI技術が進展することで、より一層弁理士の質が重要になります。一方で、業務を定型的に進めている弁理士にとっては、厳しい時代が来ると予想します。

お読みいただきありがとうございました!

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