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今とは違うあり方を考えてみよう。

いつもオンラインでジャズについて話している福岡在住のDJ、園田くんが仕事で東京に来るということで、一杯飲んだ。

すごく面白い話がいっぱいできたのだけど、その中で園田くんが言っていてすごく心に残っているのが、現在の音楽業界というのは、何かあり方が逆なんではないかということ。

ジャズは大抵、ある夜に行われたライブ音源を、流通させる。
ミュージシャンは、録音するためというよりその夜に最高の瞬間を過ごすために演奏しているのではないかと。みんなが全力を出した、最高の夜の記録が、結果的に流通するということ。

今の音楽業界は、その逆。まず曲を作って、それを再現するためにライブをやると。これが、産業として何かおかしいんじゃないかという話をした。

すごく良く分かるし、そうなんだよなぁと。チマチマと多重録音するのも好きではあるんだけど、なんかもっとパパッとやってしまいたいという気がするんだよな。もうちょっと、何を記録するのか、そういうことを深く考えたいなと思ったりしました。

もっと、ジャズ的なあり方をメインに据えた音楽産業だったら、今と全然違う社会になっていたのではなかろうかと、帰り道にふと思ったりしました。

何か、今の社会のあり方が、すごく大きく間違っているのではないかと思うことが年々増えています。

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