有田芳生氏の「聖地」という墓穴について

有田芳生氏のおかしな選挙演説

元ツイートがないのでキャプのツイートを使うが、最初有田芳生氏が「下関は統一教会の聖地なんです」と発言した理由が全く解らなかった。

本当なのかと調べると確かに言っている。

有田芳生氏
「この下関って統一教会の聖地なんです。聖なる土地なんです。
今度の選挙戦においても統一教会と深い関わりをもった国会議員、地方議員がこの山口で何もなかったかのように活動している。こんな現実をみなさん変えていかなければなりません。」

海外も注目しているらしく、有田芳生氏を取材しにル・モンドから記者がきている。

フランス紙「ル・モンド」 フィリップ・メスメール記者
Q.なぜ取材に来たのか?
この選挙は興味深いと思うからです。人々は安倍元総理に引き続き忠誠を示すのか、それとも新たな時代に入るのか。もし対立候補である有田氏が当選したら下関にとって非常に大きな”断絶”になります。なぜならそれは"安倍時代の終わり"を意味するからです。

正直、なぜ「こんな現実を変えていかねばなりません」なのかが解らない。そんなことを何故選挙演説でいうのだろうか?
無論地元民は怒っている

そうしていたらやっと解説してくれる人が現れた。

県議会での統一教会との関係も曖昧なまま、聖地とまで言われる事を変えたいという人たちの思いが貴方には、わかるはずです。 支援というのは迎合して耳障りの良いことを言うから得られるものではありません。

これでやっとわかった。
「聖地とまで言われる事を変えたいという人たち」がターゲットの演説だったのだ。
そしてこの公開質問状。

統一教会問題について
我が国の保守政治が選挙運動などと引き換えに統一教会の強い影響を受けてきたことが明白になりました。貴殿は昨年12月に立候補会見で、「選挙戦で統一教会から支援を受けることについてどう考えるか」との質問に「政治家もそれぞれ様々な考えがある」と答えていますが、貴殿の「考え」をお示しください。さらに、日本の政治と統一教会との関係を断固として遮断する考えはありますか。また、貴殿は統一教会をどう評価されますか。具体的にお答えください。

これを自民党立候補者宛に出すということは自民党を統一教会の手先であると決めつけたようなものだ。

有田候補が統一教会と自民党か反統一教会かを争点としているのはこの発言からも間違いない。

これでは、「私に票を投じない者は、ここがカルトの聖地であって問題もないと言うのだな」と迫っているに等しいのではないか。

これらから演説の意味を考えると

「この下関って統一教会の聖地なんです。聖なる土地なんです。」とは下関という土地は統一教会によってケガレているという意味で、

「今度の選挙戦においても統一教会と深い関わりをもった国会議員、地方議員がこの山口で何もなかったかのように活動している。」
とは山口県選出の議員が統一教会の手先でケガレているという意味で、

「こんな現実をみなさん変えていかなければなりません。」
は立憲民主党と有田芳生氏がそのケガレを払うという意味だったのだ。
なるほど

立憲民主党、そして有田芳生氏としては今回の選挙は、邪悪なカルト宗教のケガレに対する正義の政党の清めの儀式だったのだ!正義は我にあり!清めに手を貸せと有田芳生氏は言っているのだ。

これは3つの意味で邪悪だ。

何が邪悪なのか

1つ目
「自民党はカルト宗教の手先だ」はほぼあるテロリストの見解そのものだ。それを語る有田芳生氏、語らせる立憲民主党はテロリストの代弁者と化してしまった。 民主主義とはテロリズムなのだろうか?

2つ目
カルト宗教の信者であれ、日本人であれば憲法の元に参政権を持っている。政治家に宗教を理由に市民との関係を断てという方がおかしい。また組織票は違法ではない。労働者が組合を作り、議員を送り出すことも国民の政治参加だからだ。そもそも全国で数万程度の統一教会の組織票にどれだけの影響力があるというのか。先の選挙から躍進をみせる維新もまた統一協会の力だとでも言うのか。統一教会の影響で自民が勝っているなどと言うのは、自分達の不甲斐なさから目を背けるためだけの、自分達の支持層さえ冒涜する邪悪な物語だ。

有田芳生氏は何をしているのか?

こんな発言をして選挙に勝てるはずがない。元々この選挙は安倍総理の弔い合戦であり、その不利に自らトドメを刺しているようなものだ。
その上でわざとこのような発言をしたのであれば当選ではない目的があるということだろう。
それは取材にきた記者でなんとなく察せられる。
動画中の『フランス紙「ル・モンド」 フィリップ・メスメール記者』はル・モンドが日本で現地採用した特派員であり、この選挙のために渡日したわけではない。


 フランスの新聞ル・モンドが、日本の総選挙に際し、安倍総理を「歴史修正主義者」などと誹謗する長文の記事を載せた。内容があまりに辛辣だったせいか、日本の反安倍左翼は大喜び。フェイクニュース・サイトのリテラがいい加減な抄訳記事まで出し、「安倍首相の改憲の本質は、大日本帝国の復活」「天皇が安倍の歴史修正主義に抗っている」と大書する始末。
 
 内容は、外国特派員協会に巣食う極左活動家モドキの記者がこれまで書いてきたデマを踏襲しているだけなので、真新しくはない。が、これを機に、おフランスの新聞記事に大はしゃぎしてしまう「舶来信仰」日本左翼の幻想を覚ますべく、記者の素性を暴くことにしたい。

 記事は、フィリップ・ポンス記者とフィリップ・メスメール記者の連名。ポンス記者は、既に79歳。在日歴が数十年にもなる古株で、一貫して左翼偏向した記事を書き続けているが、高齢ゆえか記事の本数はもうかなり少ない。一方、メスメール記者は、安倍叩きの返す刀で麻生叩き記事を書き、伊藤詩織さんの記者会見についても、他のメジャーな海外メディアが報じない中で敢えて記事にするなど、活発に活動している。

時折、日本の左翼向けにル・モンド紙にデマを出稿して左翼主張をロンダリングする、言ってみればフランス版望月衣塑子氏だ。2015年になっても吉田清治氏の慰安婦デマをル・モンドに出稿している様子だ。

メスメールの名前で今検索するとル・モンドでは青森県のキリストの墓など薬にも毒にもならないジャポニズムな記事を書いている。日本語では毎日新聞が海外識者として重用している様子だ。

フィリップ・メスメールでの検索結果

この記者をつかって、選挙を左翼ポルノにするのが有田芳生氏の目論見ではなかろうか。未だに立憲民主党を支持し続ける500万人に向かって、正義の味方が巨悪の前に無念にも破れるショーを演出するのである。判官贔屓の日本人であれば格好のポルノになるだろう。
党内での序列には貢献するのではないだろうか?

そして邪悪の3つ目

私の見立てが正しければだが、有田芳生氏は国政選挙という民主主義の根幹を担う場所をポルノ制作の場とし、その上で下関の市民を「カルトを容認する、カルトの手先となった市民"という印象"を作」ろうとしている。それも野党第一党がだ。これ程の邪悪が、他にあるだろうか。

よく左翼が「日本の民主主義の破壊だ」などというが、それは確かにそうかもしれない。しかしその主語については間違っていると思う。


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