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第13回 白煙の船出

こんにちは。PRISM DESIGN の小林です。

そんなこんなで 事務所も完成し 
保健所等の検査も無事に終えて
<アロマ珈琲店>から焙煎機の引っ越しをする日がやってきました

古い焙煎機のため 
YOUTUBEやネット検索しても なかなか使い方など出てきません
とりあえずカンを頼りに 火入れをしてみます

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コンセントを入れ スイッチを入れます

ヴーーーンンンンン

なにかが動いています。。。とりあえず電源は入ったようです。
違うスイッチを入れると今度はドラムと冷却装置の方も動き出しました 
電気的には問題ないようです。

次にガスをつなぎ、火をつけてみます
こちらも構造が単純なため 問題なく火が付きました
譲っていただいたアロマ珈琲の北村さんから 
長く使ってなかったから すこし動かしてみたほうがいいよとの指示を受けていたので
まずは火入れかと考え 
ドラムを熱しながら運転を続けました

これは焦げ付き始めた鉄のフライパンなどの
表面を熱し 一度油などを焼き切ってから
使い出すのと同じなのかなという感覚でした

・・・結果からお伝えすると 
とんでもないことになりました

内部に残っていたチャフと呼ばれるコーヒー豆のカスに引火し
煙突からはモクモクと白い煙が溢れ出て 
いつの間にか周囲の道路は白煙で覆われてしまいました。

それはまるで 真冬の北海道の風景のよう・・・ 
ある意味 幻想的です
遠くの車のヘッドライトだけがボヤッとこちらに 
存在を訴えています

周囲からは 皆さん何事かと 出てこられます。
これには事情を説明させて頂き ご理解を頂きました

焙煎器の方は 途中で熱するのを止めたものの
モクモクと煙が出続けているため
これは焼き切るという手は不可能だなと
断念し まずは内部の大掃除をすることに

すると 出るわ出るわ 
大量のコーヒー豆の皮のカス。

どこにこの量のカスが入っていたのかと 
目がテンになるほどの量が
機械の隅々までビッシリと詰まっていました

大きなゴミ袋にして2袋分のカス

おそらく この量を焼き切っていたら 
事務所ごと燃えカスになっていたのではと…

可能な限り 内部の燃えそうなカスは取り除きました

ただ、今回のようにボヤ騒ぎは2度と起こせません。
冒険の日々は続きそうです。

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