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第12回 技術革新とはんこ

こんにちは。PRISM DESIGNの小林です。

今回の申請業務で思ったこと
それは申請関係のはんこや印紙、印鑑証明、法人の業務内容証明などの提出資料の多さです(2020年3月時点)

法人を設立する際にも 思ったことなのですが
一昔前の職人技的な手彫りの印鑑ならともかく
このご時世 印鑑のスキャンデータがあれば
はんこのコピーなどいくらでも作れます。
それでも法人で印鑑を登録し 
登録してある印鑑を役所で照会し 
履歴事項証明書と共に公の機関へ提出する。
個人を確認するために顔写真の入ったパスポートや
免許証があるにも関わらず、
複製可能な印鑑を求めらるのは腑に落ちませんでした。
そもそも 公の機関へは
こちらのすべての会社情報を提出しているので
なにやら 合理化されると不都合な部分がありそうです。

昨年 運転免許の更新だったのですが
そのときも同様のことを思ったことがありました。
以前 お仕事をさせてもらっていた
自動車学校の校長先生と話した際
自動運転車両と運転免許の話がでていて
興味深かったので 覚えていました

2017年当時の話なので現在とは 
少し状況が異なるかもしれませんが
現行の自動運転技術はレベル2(運転アシスト)
自動運転技術のレベル3以上は
自動運転が謳われ
決められた条件下ですべての運転操作が自動化されることで
メーカーの責任範囲が増していくというものです。
レベル3の段階では まだ運転者が緊急時の操作が必要になるので
運転免許自体が必要となりますが 
レベル5の完全自動運転ともなれば話は別です。
すべての状況をAIが判断し 走行を行うため 
搭乗者には何の責任もなくなります

事故は家電の故障と同じ扱い。
ただ そのような完全制御下でも 
交通事故は起きるそうです

それは人間が運転している車です 

AIからすると想定外の運転をする人間が
唯一の事故原因になりうるようです

運転免許もそうなると 
一般人には必要ではなくなりますし
一般人に必要でなくなると
証明書としての効力もなくなります

そもそも 運転免許証が身分証明書になる日本は 
割と特殊な国です
申請業務における はんこもそうですが
技術革新によって 
免許証が証明証としての役割を終える日も遠くない未来にやってきそうです

(2020年にはコロナの問題もあり、
 行政の手続き上のハンコの話が出ていましたし
 自動運転に関しては、3/4に
 ホンダ<レジェンド>にレベル3が搭載されると正式発表がありました。
 少しづつ移行していってるんだなと感じております。)


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