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台湾旅行記(準備編)

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資料の印刷

ネットジャンキーなので普段は全く印刷をしない。とはいえ、海外旅行の時は別だ。仕事で行くことばかりだったので基本的には人任せ、お客さんや手配先のプロに任せていることが多かったものの、今回は個人旅行。ネットジャンキー過ぎてよくスマートフォンの充電を切らす人間としては、いざというときに頼れるのは紙だと逆説的によく知っている。

印刷したのは以下の通り。

  • ホテルの予約関連のメールやPDF

    • 住所が印刷されていたり予約番号があったりするもの

    • 今回は最後に空港で一泊するため、そちらのホテルの分も忘れず印刷

  • 航空券の予約関連のメールやPDF

    • 実は予約後に、私の荷物だけ預け入れ荷物を25kgにアップグレードしたつもりが、行きだけのアップグレードになっていたことに気付き(逆じゃないと意味がない)慌てて追加購入した。

    • その追加購入が記録されている分も当然印刷。

  • 国内で手配した新幹線チケットや入場チケット、eSIM等のバウチャー

  • 海外旅行保険の証憑

正直、全部なくて良かった。とはいえ、常にスマートフォンは壊れるつもりでいた方が良いし、紙であると充電の残量やWi-Fiの残量を気にしなくて良いのでそれも良い。終わったら捨てれば良いし、不要だったら捨てれば良い。

あとはパスポートナンバーは家族の分も含めて手帳にメモった。ホテルの電話番号や住所なども手帳にもメモった。

Googleマップに「旅行プラン」マップを作る

今回は夫婦での旅行だが、私はともかく家族の海外旅行経験がない。婚前含めて、目的遂行型の旅行は一緒に行ったことがあるものの、二人で純粋に楽しむための旅行はあまりない。
これまでの目的遂行型の旅行といえば、私の両親の銀行口座を閉じるためにシンガポールに行くとか、ゲームのイベントに参加するために沖縄に行くとか、そんな感じ。多少行きたいところについて話し合うことはあっても、基本は現地に行けばなんとかなるタイプの旅行ばかりだった。

私自身、観光旅行はほぼ初めてなので、悩んだ末にGoogleマップで行きたい場所候補を保存できる地図を作り、共有。お互いに行きたい場所を手当たり次第マッピングした。
必須で行きたい場所は当然のことながら、それ以外にも「どこかで豆花を食べたい」となれば、行く予定になったエリアで適当に豆花のお見せをピックアップしたり、ゆるく作成。

行く前だけでなく、疲れてホテルに帰ってきて、明日はどこ行くんだっけ、計画変更してこうしようか、などベッドでダラダラ話をしながら、その場でお互いに自分のスマホで地点を追加した。

確定で行く場所については交通手段についてもメモった

当初は「故宮博物院にいければ良い」等あまり要望が出てこなかったものの、「地元のスーパーを一度は覗いてみたい」とかだんだん追加してくれるようになって嬉しかった。

あとは、私は高度な方向音痴のため、ホテルの周りは一通りストリートビューで見ておいた。家族をそつなく道案内したい、その一心で。実際のところ、ホテルの周りでどこからホテルの前の大通りを渡れるのか把握しておくのは役に立った。

Wi-Fiの準備

自分たちのスマホがeSIMに対応しているスマートフォン(Google Pixel6aと7a)であることは確認していたので、eSIM前提で検討した。
昔はWi-Fiを借りたものの、なんだかんだであれも不便で、仕事で使ってたときは走り回って落として紛失したこともある。

台湾はeSIMでは通話はできないこと(空港で物理SIMを挿せば通話もできる模様)はわかっていたし、いろんなアプリ(悠遊卡の残高がわかるアプリとか)には通話可能なSIMで電話番号を取得する必要があることは理解していたが、現地で生活するわけではないし、現地でお会いする予定の方ともLINEでつながっていたので通話できなくて問題無しと判断した。
そもそも通話できるほど台湾語も中国語も英語もできないので、現地でのレストランの予約など、なにか必要なことがあったらホテルのフロントにお願いしようと決意。

5Gで6日間のプランで1500円もしないという格安なプランを迷わず購入した。ゲームを完全にしない自信はなかったし(なんならサハラ砂漠でもゲームしてた)、上述の通り現地でもGoogleマップを使いまくる予定だったのでこれは必須だった。1日5Gあれば大抵なんとかなるし、5G超えても使えなくなるわけじゃない。

ちなみになんとなく嫌な予感がして、前日にもう1台の端末用にeSIMを5日間5G追加した。1台しか端末を持っていなかった家族がたまに5Gで足りなくなってたのでもっとネットジャンキーな私は2台で正解だった。3台で4000円しなかったので安いと思う。

https://www.kkday.com/ja/product/132984-unlimited-data-esim-taiwan

日本の空港でeSIMをダウンロード

当日の空港で、搭乗前にバウチャーを読み込んで、eSIMをダウンロード。
Google Pixel 7aは単にバウチャーのQRコードをカメラで読み込んだらeSIMをダウンロードできたが、6aは設定からSIMを追加する方法からQRコードを読み込む必要があった。
単にカメラで読み込んだら「ネットワーク情報を確認中・・・」でずっと止まってしまって、ちょっと焦った。
空港のWi-Fiにつなげてやった方が良い。

設定→SIM→SIMの追加
当初、カメラでQRコードを直接読むとこの状態から進まなくなってしまった(Google Pixel 6a)
映ってるのは単なる壁。ここでQRコードをWi-Fi下でスキャンしたら一発だった

Google Pixel7aでは単にカメラでバウチャーのQRコードをスキャンしたら設定完了したので、新しい機種の方がeSIMへの対応度が増しているのだろうと思う。
ここでうまくいかなくても、最悪1000円ちょっとだし、桃園空港のカウンターでWi-Fiを手配するかSIMカードを手配すれば良いかなと思っていた。

機内でSIMを切り替える

設定でSIMをみると、普段のSIMとCMLinkのSIMが2つ並んでいたので、普段のSIM(うちの場合はNTTのSIM)を無効にし、CMLinkを有効化しておく。SIMを無効にしておかないとeSIMを有効にしてもデータ通信が発生してお金がかかる可能性があるので注意。

現地の空港で実名登録をする

台湾では実名登録をしないとSIMは使えない。そのため、SIMを切り替えた状態で現地の空港に着くとバンバンSMSが届く。

実名登録をしないと使えませんよ、という内容

まずは桃園空港のWi-Fiに接続。入国審査待ちの行列に並びながらWi-Fiに接続でしたので、そこで登録を行った。

URLをクリックすると実名登録のウェブサイトにたどり着く。購入したeSIMのICCIDがURLに含まれているため、URLから行けばICCIDは追加された状態になっている(画面のスクリーンショットでは追加されていない)。

実名登録のウェブサイト

日本で使用しているメールアドレスと電話番号、購入したeSIMのICCID(リンクから行けば追加されている)、ドキュメントタイプはパスポートを選択して、パスポートをスマートフォンで撮影してアップロードすれば良い。

ここでICCIDを追加できるので、私のように複数の端末でeSIMを使う場合にはここで追加すれば一度にできる(1人につき10個のeSIMが使用できる)。私はここで普通に登録してしまって慌てたものの、その後、同じように粛々ともうひとつの端末からICCIDと自分の個人情報を入れ、パスポートをアップロードしたら使えるようになった。

多少慌てるものの、暇な入国審査待ちのときに使えるようにできたので良かった。

新幹線の手配

今回、旅行プランで最後まで悩んだのは、嘉義にある故宮博物院の南院に行くかどうか。行くとかなりの強行軍になるものの、行きたいなら行くべきだよね、ということで手配。

台湾高鉄(新幹線)、普通に日本語のサイトがしっかり用意されている。

「台湾高鉄片道割引きっぷ」という外国人向けの割引チケットや早割チケットもあるものの、気付けば早割の時期は終わっていたし、そもそも早朝深夜は早割が使える便があまりない。
正規料金で嘉義を往復しようとすると・・・もしかして、「台湾高鉄3日パス」とほぼ同じ金額では、と気付いた。

嘉義の駅は新幹線の嘉義駅(高鐵嘉義)とローカル線の嘉義駅が離れていることや、主な繁華街はローカル線の嘉義駅にあって、高鐵嘉義の駅周りにはあまりご飯を食べるところもなさそう、というのもあって、それならいっそパスを購入して台中を経由して帰ることにしようとなった。

台湾高鉄3日パスでは5本まで予約ができるようだったが、パスを購入して行きだけ予約した。

https://www.kkday.com/ja/product/2700-taiwan-high-speed-rail-unlimited-pass

私はeSIMを購入したkkdayを使用したが、他にも購入サイトはあるとは思う。購入後、以下のサイトから(ちなみに以下のサイトから直接買うこともできる)「manage」に行き、「Sign in with redeem code」を選択してパスポート番号とredeem code(引き換え番号みたいなもので、バウチャーに記載されている)を入力すれば予約ができる。

実際に乗る際には、事前に高鐵のカウンターに行ってパスポートとバウチャーを見せる必要がある。パスをもらう際に事前に予約した便の確認を受け、中には予約便の情報が入ったシールを貼ってもらえた。
スマートフォンの中のバウチャーを見せてもたぶん問題なかったが、紙で印刷して持ってきてるとパッと相手に渡せてやはり便利だった。

カウンターでもらったPass

なお、実際に新幹線に乗るときは、このパスだと自動改札を通れないので毎回改札近くにいる駅員さんをつかまえてこのパスを見せて通してもらうことになる。
私たちはその後の予約は全部現地のカウンターで行った。

各施設チケットの手配

事前に行こうと決めていたのが、故宮博物院の北院、故宮博物院の南院だった。ついでにバウチャーも同じオンライン予約サイトKKDayで手配。

必須ではないものの、北院では入場チケットと音声ガイドを予約したかったので現地でカウンターを探し回る必要もなく借りることができたし(バウチャーを見せると音声ガイドのカウンターに連れて行ってくれた)、南院では入り口がよく分からなかった(2階だったらしい)のでこれまたバウチャーを見せればすぐに案内してもらえて楽だった。

あと、こういうチケット予約サイトはたまに政府観光局等と連携したプロモーションを行っているので要チェック。

政府観光局キャンペーンへのエントリー

インバウンドに力を入れている国では、政府観光局が様々なキャンペーンを行っていることが多い。台湾でもちょうど2023 年5月1日~2025年6月30日までの間、事前登録して渡航すると現地で電子マネーが当たるキャンペーンを実施していたので登録。

キャンペーン詳細は以下のサイトの方がわかりやすいかもしれない。

なお、桃園空港の制限エリアを出て右手側に行列ができてるカウンターがあるのですぐ分かる。まずは手前の列に並んで抽選、当たる遠くのさらに並んでいる行列に並んで商品を受け取るらしい。私たちは外れた。残念。

ようやく台湾旅行記へ

後からまとめた準備編なので、多少旅行中のいろいろが混ざっているものの、次回からようやく旅行記に入ります。


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