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台湾旅行記④(2日目:故宮博物院)


朝ご飯(その1:サンドイッチと蓮霧)

朝ご飯は昨日買っていただいたサンドイッチと蓮霧。蓮霧は軽く洗ってそのままかじった。酸味はないが爽やかで瑞々しくしゃくしゃくしている。頭のところは味が変なのでそれ以外をかじって食べた。日本ではほとんどみない果実だが美味しいものだなあ。グァバと同じフトモモ科の果実。蒲桃という漢字はよく書物では読んでいたが、なるほどこういった果物だったか・・・。

蓮霧はしゃくしゃくしていて瑞々しく美味しい
シンプルで美味しいサンドイッチだった

地下鉄移動

悠遊卡のチャージ

悠々卡の残額が50TWDになっているはずなので、出がけにチャージ。普通に日本語ボタンがあるので切り替えれば全く問題ない。確認したら30TWDしか残っていなかったが、よく考えると忠孝復興駅から台北車站駅まで乗車していた。

様々な言語に対応している
残額は50TWDではなくて30TWDだった
チャージする金額は指定できないので注意

入れた金額がそのままチャージされるようなので500TWD札しかもっていないと困るかもしれない。

そして士林へ

昨日色々台湾料理の話で盛り上がったときに、台湾おにぎりをお勧めされたので計画を変更して士林駅でおにぎり屋さんを探すことにした。

士林駅

案内にまで駆り出されている白菜。

最初は何かと思ったがたぶん有名な玉の白菜をキャラクター化したもの

朝ご飯(その2:水煎包)

しかし、朝ご飯に行こうと思っていた台湾おにぎりの店が見当たらない。路地裏までうろうろしてみたがどうにも見当たらない。

混雑してる地元の店も良いかなと思ったが、あぶらっぽそうなのとGoogleレンズでメニュー内容を読んだところマッシュルームを使用しているようなのでパス。

地元の人であふれていた
左のメニューがマッシュルーム入りっぽい
Google画像翻訳でこんな感じ

結局、軽く雨が降っていることもあって中で食べられる肉まんのお店に入った。

清潔感があって格安

夫婦2人で鮮肉包、韮菜包、無糖緑茶、奶茶を選択。80元(400円)。韭菜包は絶品だった。

韮菜包(にらまん)美味しい。ミルクティは砂糖入り。

紅30のバスが来ない

ということでバスを待つ。紅30のバス以外でも故宮博物院にはいけるものの、現地で歩く距離が長そうで、普段絶賛引きこもりを誇る夫婦としては絶対最寄で降りたい。

ところが時間になってもバスは来ない。もう行ってしまったのか、遅れているのか。電光掲示板にもバスの情報が表示されているもののよく分からない。

ということで役に立ったのは「台灣公車何時來」というアプリだった。位置情報でもうすぐ来るバスの時間を表示してくれるし、乗りたいバスがどこにいるかも教えてくれる。結局、結構遅れたが次の紅30のバスが来より早い時間にバスが来たので、遅れていただけのようだった。私は英語と繁体字をこまめに切り替えて使用していた(どちらがわかりやすいかは状況によるので)。

バス停、丁寧に案内が記載されている
幸い雨は少し止んでいた
故宮博物院に向かう観光客も多い

故宮博物院

最高に広くて足が痛い

故宮博物院はとにかく見るものがたくさんあって、興味がある方はぜひ音声ガイドを申し込むべきだと思った。定期的にツアーガイドの方が観光客の人々を引率して解説していたが、中には「それじゃ説明不足にもほどがあるのでは?」と思うような解説も。
音声ガイドと言いつつ、文字での解説もついているので(残念ながら全部ではないが結構ついていた)全部聞かなくても解説の文章を読んで次に行くこともできる。首掛けストラップのついたスマートフォン端末とヘッドフォンを渡されてそこから音声が出るが、端末に解説文章が表示されているというわけ。館内の案内も載っているので助かる。

特に気に入ったものをピックアップする。
色々ありすぎて選択が難しかったが、以下の2つの器は私の好みだった。もちろんここに至るまでの器やその後の器も全部すごかった。

明代の紫金釉椀
シンプルだが迫力のある一品
元代の卵白釉印花番蓮問椀
解説でも力説されていたがこんなに上等な器が元の時代にあるとは…

帽子掛けとガイドさんが言ってるのを聞きながらも、その周囲にあった器の狂気すら感じるテクニックに震撼した。

このあたりのパーツごとに分かれた器は理解できないレベルですごい、焼くと収縮するのになんでこんな…
魚の模様が描かれていて泳ぐようにくるくると回るらしい。でも外れない。なんで…?
金属製じゃないのになんでこんな芸当が可能なのか謎

特別展示も色々あってなかなか良い。可愛い展示コーナーだった。

日本語はない
でもGoogleレンズがあれば怖くない
茶器だけでなく香水入れや時計付きのケースなど様々展示されていた

そして白菜と角煮

小さいが美しい
角煮より好きかも


人が多くて角煮の写真はあまり取らなかった

武器の展示も熱かった

古代兵器攻略(漢字で意味がわかるのは良い)
漢字でざっくり意味がわかるが内容を理解するためには英語を読む必要があるもどかしさ
漢詩が刻まれた玉の武器、かっこよすぎる
クロスボウを組み立てられる展示も
アーチャーズリング!

歩き疲れてさっさと昼食

バスも少し遅れたので9時に開くと同時というわけにはいかなかったが、9時半には入場していたので11時過ぎにはもうへとへとになっていた。昨日歩き過ぎたか…。館内には座れる椅子も多くて、休みは休み回っていたがお腹も空いてきたので博物館の4階へ。

疲れ果ててたどり着いた喫茶店(レストラン)
雰囲気はとても良い
まだお昼には早い時間で窓際の席に案内してもらえた
牛肉麵(清燉)のセット560TWD、牛骨ベースのさっぱりしたスープの牛肉麺
セットドリンクで選んだ花果紅茶氣泡飲(冰)、フルーツの香り紅茶フレーバー炭酸水
無錫排骨(附白飯)のセット560TWD、ウージーパイグウのライス付き
セットのカフェラテ、このマグカップに惚れて夫婦で買って帰ろうと決意

センスの良いお土産品が展示されていたが、買おうとしたらミュージアムショップに行ってくれと言われてしまった。

本当はお茶を楽しめたら良かったのになあと思いつつも、次の予定もまだ見たい展示もあるので食事だけして移動した。サービス料含め1232TWD(6160円)。

ミュージアムショップ最高

ミュージアムショップでは、親族へのお土産や自分たちのお土産などを購入。
アクセサリーやマグカップなど旅の記念で買うものを調達できて良かった。

そのあとも色々…

たくさんの青銅器、美しい玉杯や小物、豪奢な爪カバーなどなど、見どころは山のようにあったが時間も体力もない。硯の展示は泣く泣く諦めて次の予定に向かった。
もう満身創痍。心は満たされているが老体に歩き回る体力がなさすぎる。
国内の美術館博物館を巡って体力をつけてから来るべきだったかと後悔しつつも、また観に来ようと心に決めた。

紫檀の家具が溢れていた貴族の日常風景展
精巧な象牙の球体。実家に3層のがあって指を突っ込んで遊んでいた。今思うとやばい。
明代の瑪瑙山茶洗
これに洗茶した湯をいれるのかどうなのか…美しすぎる
玉の植木鉢、鉢も芸術品

そして忠孝新生駅へ

バスを待って、昨日の先生と待ち合わせの予定だったものの、なかなかバスが来ない。間に合わないね、ということでタクシーに乗って忠孝新生駅に急いだ。タクシー代は295TWD(1475円)。やはり安いんだなあ。


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