8.ワイヤレス充電の快感と、人生の『楽』

ワイヤレス充電とは:充電に使うケーブルを使わず、非接触式で充電を行える仕組み。スマホなどの充電方法は専用の充電パットの上に置くだけで充電が可能となる。

ワイヤレス充電の仕組み
ワイヤレス充電は主に「電磁誘導方式」となる。電磁誘導方式とは、給電側(充電パット)と受電側(スマホ)の2つのコイルを利用する方法。給電側のコイルに交流電流を流すことで磁界が発生され、磁界が電力を誘導し、受電側であるスマホ内に電力が流れることで充電が可能となる。

・ワイヤレス規格「Qi」
「Qi(チー)」はワイヤレス充電の国際標準規格。ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium)によって策定された規格。互換性があり、専用の充電器をわざわざ用意することなく充電可能。iPhone端末にも「Qi」に対応した機器が登場しはじめ、充電パッドに載せるだけで異なるメーカー、キャリア端末であっても充電が可能。

・ワイヤレス規格「Pi」

「Pi(パイ)」はMIT卒業生によるベンチャー企業が開発したワイヤレス充電器の規格。30cm以内であれば充電用のパッドを置かずとも充電可能。充電ポイントの半径30センチ以内に端末を置くだけで4台同時に充電を実現している。


最近、ガジェット機器の傾向としてワイヤレス充電対応が増えてきているが、私自身もスマホ(iPhoneXS MAX/iPhoneX)、イヤホン(AirPods第二世代)、時計(AppleWatch第4世代)などワイヤレス充電機器を選択することが増えてきた。

ワイヤレス充電の最大の特徴であり、最大のメリットが「充電器に載せるだけで充電できる」ということだろう。この素晴らしい感覚を経験していない方は是非とも、体感して欲しい。とにかく病みつきになる。

有線充電を行う場合は、各機器に対応する端子のケーブルを準備し、充電時にはコネクタを確認しながら差し込むといった動作が必要となる。

眠りに入る前に、周りが暗い状態で有線充電を行う際、モバイルバッテリー用のUSB-CケーブルとiPhone用ライトニングケーブルを差し違えてコネクタを壊しそうになった経験はないだろうか?また、外出先で充電が必要となった際、ケーブルが無いが故に充電できずにバッテリー切れという経験もあるだろう。(私はスマートEX スマホアプリで新幹線へ乗る際に、ケーブル違いにより充電できずに苦労した記憶がある。)

何気なく卓上へ置くように、スマホを充電器の上に載せておくだけなのでとても楽だし、人間は一度楽な経験すると元に戻れないことから、今後の購入機種はワイヤレス充電が判断基準になるだろう。

私自身、テクノロジーの進化に必要な要素として、人々をいかに『楽』することができるかが大きなテーマだと考えており、ワイヤレス充電(ケーブルからの解放)もその答えの一つだと思う。

身近なところでいうと家電製品や車が代表格となるが、人々の『楽』に答える為にドラム式洗濯機や食洗器が開発され、今もなお人々の『楽』に応えるため、進化を続けている。

ビジネス目線で考えると、何気ないことではあるが『楽』するためのソリューションを発明すること=新しいイノベーション、が起きるかもしれない。

あなたの『楽』したいことは何ですか?是非、教えてください。


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