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迫間不動尊(岐阜県関市)

迫間不動尊(はざまふどうそん)

岐阜県関市にあるこの場所は不思議かつ神秘的な雰囲気を醸し出す場所です。名古屋市からバイクでおよそ約1時間ほど。曲がりくねった峠道を超えた場所にありました。

この迫間不動尊は美濃三不動の1つとして平安時代から信仰の場であるようで約1,100年の伝統を誇っています。
ちなみにこの美濃三不動とは、今回紹介する迫間不動の他に日之出不動、山中不動を合わせた、岐阜県関市から各務原市にかけて広がる三つの修験道系寺院の総称のことをいいます。

迫間不動尊の入り口になる鳥居。ここを抜けると異世界が広がってきます。

鳥居を抜け、参道を歩くと「迫間不動尊」と書かれた複数ののぼりと共に、多くのお地蔵様や石仏たちが我々を迎えてくれます。周囲の森と相まって何とも不思議な雰囲気にさせてくれます。

帯びただしい量のお地蔵様たち
さまざまな石仏がたくさんありました。これはその一部。

参道にはのぼりや石仏だけでなく大小の滝も流れてました

奥の院につながる道のそばを流れる滝。これ以外にもいくつか滝や小川がありました。

途中、白装束に脇差を差した集団と出会いました。1月中旬の寒空のなか、これから水行・滝行を行うようです。その代表者から私にお誘いしてくれましたが、寒がりの私は丁重にお断りをさせて頂きました(笑)。

参道の様子。
周囲のコケがいい雰囲気を醸し出しています。
奥にいるのが水行・滝行をする白装束集団。
代表者が行の説明をしておりました。

先に向かうと滝を右手に小さな鳥居がたたずんでおりました。

これが「奥の院

この鳥居をくぐると洞窟のような道があります。下の写真でみるとわかりますが向かって右側の階段から一方通行に進みます。足元が薄暗くなってますので注意が必要です。

いかにもな鳥居。これが「奥の院」

薄暗い階段を上ると鏡が置かれた祭壇がありました。
周囲の明かりは、このゆらゆらと揺れるロウソクの灯と入り口から差し込み光のみですのでなんとも怪しく、そして神秘的な感覚になります。

これが祭壇。
どうして鏡が掲げられているかは不明です。
「奥の院」の祭壇。引きで撮った画像。
何となく雰囲気は伝わるかと思います。

この空気に思わず祭壇に手を合わせその場を後にしました。

ちなみに春には「火渡り神事」が、秋には「護摩供養」などの行事が行われ、大勢の参拝客でにぎわうようです。
峠道にあるといいましたが、市内からも近いのでちょっとしたツーリングやドライブに最適な場所です。道中に広がる景色も良好です。

住所:〒501-3924 岐阜県関市迫間891
営業日および営業時間:無休 7:00~17:00(夏季は異なる場合あり)

参考URL:
「岐阜の旅ガイド」

「石神・磐座・磐境・奇岩・巨石と呼ばれるものの研究」


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