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③やること

クロージングでやることは「最終確認のみ」が理想です。
懸念に対する応酬はテストクロージングをところどころに
設置することでクロージングをシンプルにします。


①やらなかった場合の想像

自分「もしやらなかったらどうなると思いますか?」
相手「今と何も変わらないですよね。。」
自分「変わらなかったら、半年先はどうなりそうですか?」
相手「良くないでしょうね」
自分「すると1年後はどうでしょう?」
相手「もっと悪くなってるかも」
自分「その際家族はどうなりますか?」
相手「迷惑をかけるかもしれません」

「誰に一番面倒をかけたくないですか?」「すると収入は?」「あなたの健康は?」「それがずっと続くとどんな影響が出ますか?」

「もし」「仮に」を使って「やらなかった場合」の未来を本人の口から言ってもらいます。 決してこちらから「やらなかったらこうなりますよね?」と先回りで言わないことです。
ポイントは本人の目先だけではなく「時間」と「影響」の幅を広げる事。 
そして最終的には「その時、あなたはどんな気持ちになるんですか?」
と現象ではなく「感情」を口にしてもらいます。

②やった場合の想像

自分「では逆に、やったら半年後はどうなりそうですか?」
相手「良くなってると思います」
自分「良くなったらどんな影響が出るでしょう」
相手「仕事が辛くなくなると思います」
自分「仕事が楽になったら(続く)」

一転、思いっきり幸せな想像をしてもらいます。
順番は「やらなかった地獄」→「やった天国」で、これは後から話した方が印象に残る「親近効果」を使っています。
「やらなかった場合」同様こちらもやった目先ではなく、「そうなると?」「そうなると?」で「時間」と「影響」の幅を広げて最終的に「そうなった時、どんな気持ちになりそうですか?」で「感情」を本人に口にしてもらいましょう。 そうすることで相手の脳に働きかけます。

③最終確認「ではどうしましょうか?」

「では、どうしましょう」
「では、どうするのが良いと思いますか?」

「やらなかった場合」「やった場合」を口にしてもらった後は
最終判断を聞くだけです。
面談を通して、ある程度こちらがリードした方が良い場合は
「では、先に進めましょうか?」でもOKですが、
基本は「やります」を相手の口から言ってもらうのがベスト。

もしここで「う~ん」となった場合は更に応酬が必要ですが、
理想はテストクロージングを間に挟んで懸念を解消しておくことです。


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