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話しをきちんと聞いてもらったこと、ありますか?  (「傾聴」について)

あなたには、話しを聞いてくれる人、いますか?


聞いてくれない。

みんな、いろんなこと話してますよね😊

学校から帰ってきて、
「ねえねえ、聞いてきいて」
「忙しいから、あとでね」
「ちぇっ。(~_~;)」

「……ていうことだったんだよー。」
「で?オチは?」
「オチなんかないよ」

「それからね、その人がね……」
 シュポ❗️
「(LINEきた)うんうん。その人が?」
「……なんだよね。」

「ねー。面白かったんだー。」
「(スマホ見てる)ほんとだねー。よかったよねー!」
「だよねー(スマホ見てる)」

ちぇっ。
結局、誰も聞いてくれてないや。
って経験ないですか?

たまに、
「そのあとどうなったの?」
「なんでそこ行ったの?」
「今の話、あんたなんで怒らんの!?私の方が腹立つわー」
みたいに、たまに色々聞いてくれる人がいる感じでしょうか。

やまなし、オチなし、意味なし

私自身は、話が長くて・面白くなくて・オチがないから、聞いてくれないのかなぁ?って思ったことがあります。

かと言って、自分が他人の話しを聞けていたかというと、全くで。
「ねえ。ちゃんと聞いてた?」
「聞いてたら、そんなこと忘れたりしないでしょ?」
なんて言われることも、よくありました。

それを年齢のせいにして、歳取ったら忘れちゃうし、辛いなぁって言ってみたり、聞いてもボケてきて忘れちゃうのかなぁって思ってみたりして、自分のことをちょっと嫌いになったりしたこともありました。

傾聴」という言葉を知って、「プロカウンセラーの聞く技術」を読んでみたけれど、聞いたことを忘れちゃうし……。
もしかしたら、「きちんと聴けてる」という思い込みもあったのかもしれません。

「傾聴」

私が、「傾聴」できるようになったのは、スクールで学んでからです。
まず、「傾聴」がどんなもので、どうしたらいいのかを学びました。
そのあと、傾聴トレーニングのワークやセッションで練習をします。
日常生活でも、傾聴を意識して過ごします。
それを繰り返し行なって、セッションでまた真摯に「傾聴」します。
本番セッションの終わりに、クライアントさんから「聴いてくださってありがとうございます❗️嬉しかったです❗️」と言われて初めて、「もしかしてこれが傾聴できてたのかも」って感じました。

さて「傾聴」ですが、どんなことをするのでしょうか?

ひとことで言うと、「傾聴」は、クライアントさんのお話を全部聞ききることだと言えます。

全部ってなんでしょう?
聴き切るってなんなんでしょうか?
話ししてる言葉でしょうか?
その内容を完全に理解しているということでしょうか?

「傾聴」の基礎

傾聴」は、ただ話しを100%理解するように聴くだけではありません。

あいての
 表情
 呼吸
 匂い
 声のトーン
 体の動き
 雰囲気 (オーラもかな?あなた見えます?)
言葉の外にあるその人そのものや、二人が醸す空間の雰囲気に、注意を向けながら聴くことです。

言葉の外にあるもの

言葉を使わないって意味わかんなくない?
伝わんなくない?
っていう人も、あまりいないとは思いますが。

あなたは、場の空気を読んだり、気になるあの人の顔色を見たりしていませんか?

言語外のことを”ノンバーバル”と言いまして、言葉を使わず非言語でコミュニケーションを行うことを、ノンバーバル・コミュニケーションって言います。
私たちが、五感で感じることのできるコミュニケーションのことです😋

テキストでやり取りするメールだって、LINEだって、メッセンジャーにだって絵文字を使うのは、言葉だけじゃ足りないからじゃないのかしら?

言葉の文字の羅列では、相手が怒ってるのか、喜んでいるのかわかんないでしょう?
そこ、一番知りたいとこじゃないですか?

なので、聴き手側は、このノンバーバルな部分でも、真摯にあんたの話を聞いてますよ❗️と伝えるようにしながら聴くことが大切なのだと考えます。

聴き方2つ

ノンバーバルな部分でも真摯に話しを聞いてますと伝えるようにしながら、受容的に、共感的に聴いてみましょう。
①受容的に
 相手の話しを丸ごと受け入れる。
 評価したり、判断したりしないように。
②共感的に
 相手の立場になって、相手の目で見たように、相手の耳で聞いたように、相手の心で感じたように。
 できるだけ正確な共感に心がけましょ。

「変えようとするな、分かろうとせよ」

ひとは聴いてもらう体験をしていないと感じます。
傾聴」してもらったクライアントさんは、心が開きます。
心が開くと、内面探索が始まります。
内面探索が促された状態だと、未来を向きやすくなる。

コーチは、評価や判断をせず「変えようとするな、分かろうとせよ」という姿勢で傾聴せよと教わりました。

私は、全身で聴ける人になりたいと思いつつ、次回は傾聴をよりアクティブにすること書きたいと思います。


参考文献
ライフデザインコーチ養成プログラムテキスト
ブルーミング・コーチングスクール 川瀬朋子
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方 宮越大樹
コーチング・バイブル(第4版)



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