【韓国ドラマ感想文】ファッションブランド品が実名で〜《セレブリティ》
《ロマンスは別冊付録》《サイコだけど大丈夫》のパク・ギュヨン主演。
Netflixのランキングで2023年7月現在上位をキープしてるこのドラマ。
韓国のドラマやバラエティ番組で、PPL以外の衣装にテープやシールが貼ってあるのを見かけることが多い。
雑にガムテープとか。
雑じゃなぁと思ってた。「隠れてないやん。わかるやん。」と。
でもこのドラマは衣装も化粧品もガンガンにブランド品が出てくる。
CHANEL、BVLGARI、サンローラン、D'IOR、バルマン...。次から次へとシールなど貼られないで登場。
私としてはそれだけで眼福。
☆☆☆☆☆
Instagramのインフルエンサーの投稿を見るのにハマってる親友のゴリ押しでアカウントをようやく作ってみたソ・アリ。
今は化粧品の訪問販売員だが、元々は繊維会社の社長令嬢だった。米国アイビーリーグのイェール大学に留学も決まっていたが、父の会社の倒産によって全てを諦めて働いている。
母親はいつまでも【奥様】だった頃の気分が抜けず、ちょっと倫理観も緩くアリを途方に暮れさせる言動。
ひょんな偶然で【インフルエンサー】としてもてはやされている元同級生に出会い、不本意ながらインフルエンサーたちのサークルに取り込まれていく。
もともと財閥や政治家一家の令嬢で裕福でハイブランドを身につける生活だった『生まれつきのセレブリティ』もいるが、その知己を得ることによって【インフルエンサー⇒セレブリティ】の階段を駆け上ろうとする魑魅魍魎みたいな女性たち。
そんなメンバーたちの中で一人本当に上品で賢明な政治家の令嬢で今はチャリティー財団を運営するユン・シヒョン(イ・チョンア)と出会う。
シヒョンの夫は韓国最大手の弁護士事務所の代表。(イ・ドンゴン)
またシヒョンとどうやら過去に訳ありだった財閥系列の化粧品会社の代表がCNBLUEカン・ミンヒョク演じるハン・ジュンギョン。
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チャリティーイベント参加、ソウルでのブランドのコレクション発表に招待され最前列に座る、ブランド品爆買い、昼間のスパ、など自分たちの生活がいかに優雅で華やかで豪華であるかをアピールし続ける。
また彼女たちを持て囃すフォロワーたち。
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でもそれは全てビジネスに繋がっていて巨額のお金が動いているのだとソ・アリのセンスとキャラクターに目をつけたモデルやインフルエンサーの所属事務所代表チェ・スンヒョク(《賢い医師生活》のムン・テユ)に教えてもらい、ソ・アリは自分の可能性に賭けて新しい戦場に足を踏み入れることに。
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チャリティーイベントに集まるセレブたちの中に何度もイ・サンユン(他のセレブ役は私はよく分かってない)。化粧品会社のブランドCMモデルの俳優役に《社内お見合い》ソル・イナ。【バルマンのミューズであるリアルセレブリティのモデル】役にパク・ギュヨンと《ロマンスは別冊付録》で共演してたチョン・ユジン。ひょんな事から関係ができる刑事に《エージェントなお仕事》《みんなの嘘》のソ・ヒョヌ。セレブたちが羽目を外す胡散臭いクラブのオーナーに《賢い医師生活》《刑務所のルールブック》のチェ・ソンウ。全てが終わった後、空き家の片付けにやってくる2PMジュノ。
と、カメオ出演もキラキラ。
☆☆☆☆☆
インフルエンサーたちのドロドロの関係性と表に見えてる【雰囲気】という実体の無さに右往左往し一喜一憂するさまの、人間の欲望の汚い部分だけ抽出したような描写が続く。
私もいちおうInstagramのアカウントはあるが、なんだか怖くなる。
ただ私のアカウントは推し韓国俳優とSUPER JUNIOR、猫、バレエダンサーの動向を知るのが主目的でフォロワーさんはほぼ知人。
ソ・アリのようなドラマティックな事は起こりようもないけど。
ミステリー要素も強いのでストーリー解説はしないが、パク・ギュヨンの低い声と果敢な決断を重ねて行く様子はとてもすてき。
揉めた相手のインフルエンサーに『金持ちの家に産まれた以外にあなたはいったい何者なのよっ!』と啖呵を切るシーンは、見てる一般人である私が思わず拍手!
贅沢な作品です。
ぜひ!
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ではまた。
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