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【投資、投資】と言っている人に読んでもらいたい記事

最近は、投資、投資、投資とネット上に情報が溢れかえっている。
それで投資をはじめた人も多いだろう。
そんな人にこの記事を読んでもらいたい。


本当にその投資は有効ですか?

投資というのは、元手となる資金があってはじめて成り立つ。
しかし、今あなたが持っている元手の資金は足りているだろうか?

例えば、投資信託へ投資したとする。
硬いところで毎年4%の利回りを得ると仮定する。
それに500万円を投資してもリターンは年間たかだか20万円だ。
いくら福利を効かせても資産を1億円にできるだろうか?
むしろ、1億円の資産を持っていないと年間400万円には届かない。
毎年120万ずつ投資を積み立てても焼け石に水だ。

リターンの高い投資は、リスクも高い。
例外があるなら、ぜひ紹介して欲しい。
もちろん、怪しい商品やポンジスキームはお断りだ。
リスクの高い商品は「失っても良い資産が十分にある資産家」か「投資の玄人」以外は手を出さない方が良い。
お金はすぐに溶けるものだ。

投資商品の売り時を理解していますか?

例えば、多くの有識者を名乗る投資家が推奨するドルコスト平均法
これは、常に一定の額を定期的に買い続けるというものだ。
ネット上の情報も雑誌もこの手法を推奨していることが殆ど。
国が推奨する【つみたてNISA】もこれを推奨するものだ。
しかし、ドルコスト平均法の理屈を理解できていますか?
できていないなら、投資はやめましょう。

買った投資商品を売る時のことを考えていますか?
多くのネット情報、雑誌は、ここについて触れることが少ない。
一括で売るつもりですか?
それとも、買う時と同様に一定率を定期的に売り続けますか?
この辺りのことを考えずになんとなく買っているなら、投資はやめましょう。

ある日、株価が下がったからと言って、慌てて売りに出たりしていませんか?
むしろ、買い足す方がベターかもしれない…という可能性を考えられませんか?
この話の意味が分からないなら、投資はやめましょう。

自分に投資しようとは思えませんか?

真っ先に投資をすべき商品は自分自身だ。
例えば、300万円で事業を起こし、自分自身が必死になって事業を成長させる。
上手くいけば、年率100%、200%で投資した資金が増え始める。
自分自身の努力でリターンもリスクもコントロールできる。
私は、これほど優先すべき投資先は他にないと考えている。

もちろん、事業を起こす前に自分自身へ使う資金も必要だ。
勉強、経験、人付き合いなど、いろいろある。
しかし、これらの投資は株や投資信託と違って、自分自身を裏切ることがない。
確実に投資効果がある上に、未来永劫に渡って効果は続く。

投資の順番

まず自分で事業を起こす。
他のことは忘れて、その事業を成長させることだけに集中する。
次第に元手資金が増えてくるはずだ。

しかし、それでもまだ自分の事業に投資する。
投資信託のことなど考えないで良い。
時間を掛けて個別株を選んでいる暇なんてない。
余った利益と時間は全て事業への投資に回す。

そして、ついに自分の力ではどうにもならないほどの余剰利益が出たとする。
自分の事業に再投資したいがそのアイデアが浮かばない。
その時はじめて、投資や資産運用のことを考えるべきだ。

多くの資産家は、自分の事業を必死で成長させてきた。
限界まで事業の成長に貢献し、思いつくことは全てやり尽くす。
そして、歳をとり、万策尽きたところで不動産投資をはじめる。
あなたの良く行くビルもこのケースの延長の歴史だと思った方が良い。
これが正しい投資の順番だ。


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