見出し画像

時間を買うよりも有効なこと

「時間を買う」という言葉をよく耳にする。
おおよそ、金を使って時間を短縮するというものだ。
残酷なことに、自由に使える時間は万人に平等ではない。
今回は「日常の自由時間」を増やすことについて書き綴っていく。

何に多くの時間を使っているのか?

言うまでもなく、「業務時間」と「睡眠時間」だ。
多くの人は、この2つが一日の60%程度を占めることになる。

人によっては、仕事場への移動時間が多い人もいる。
2021年の総務省が公開した情報によると、移動時間の平均は1時間19分とのこと。

残業時間が多い人もいる。
2023年に厚生労働省が公開した情報によると、残業時間の平均は1日辺り40分とのこと。

少しまとめて、ケースモデルをつくってみよう。

睡眠時間 ・・・ 7時間
業務時間 ・・・ 8時間40分
移動時間 ・・・ 1時間20分
食事時間 ・・・ 1時間30分(3食)
身支度時間 ・・・ 1時間(朝・夜)

おおよそ、こんなところだろうか。
合計すると19時間30分。
残りの自由時間は4時間30分。
食事の自炊などすれば、もっと時間が減る。

何をする時間を削るべきなのか?

細かい時間短縮もたくさん集めれば、まとまった時間になる。

以下、私の例だ。

・同じ服を複数買って、毎日同じ服を着る
・常に髪を短くして、ドライヤーを使わない
・整理整頓を徹底して、モノを探す時間を無くす
・可能な限り床に何も置かず、ロボット掃除機を使う
・食材配達サービス(レシピ込み)を使う
・殆どの買い物をAmazonで済ませる

他にも、たくさんある。
私はわりと拘りを持って、時短に務めている。

しかしながら、これだけで劇的な時間の確保はできない。

真っ先に削るべき時間は「移動時間」だ。
家族の都合にもよるが、会社の近くに住めば一気に短縮できる。
在宅勤務が許されるなら、移動時間はゼロだ。

次に削るべき時間は「業務時間」だ。
これは会社の都合や業種に依存する。
しかし、1日8時間というルールではなく、求められた成果を上げれば業務時間は問わないという会社もある。
そんな会社、業種に転職するのも賢い選択だと思う。

ちなみに、間違っても「睡眠時間」を削ってはいけない。
削れば、仕事の成果も悪くなり、さらに睡眠時間を削るという負のループがはじまる。
むしろ、全力を出せるコンディションを整えるための時間を十分にとることが重要だ。

究極の時短を実現する方法

究極の時短の可能性が出るのは「在宅勤務」と「成果主義」の組み合わせだ。
これを目指すなら、業種や職種によっては転職が必須になる。

「成果主義」に関しては、会社と交渉してみる価値がある。
平常時であれば、午前中にフルパワーで働けば、殆どの仕事は終わることが多い。
残るのは、細々とした作業くらいだろう。
それを見せつければ、会社も納得する可能性はある。
そもそも、人間は1日8時間も全力で集中できる気がしない。

「在宅勤務」に関しても、認める会社が増えてきたように思える。
教育が一通り終わり、自分の進捗状況を自己管理できる本物のプロなら、在宅勤務でも問題は殆どない。
少なくとも、毎日出社する必要はない。

一番手っ取り早いのは「フリーランスとして独立」することだ。
特に成果物、納品物がデジタルデータである業種が良い。
自宅のパソコンデスクが仕事場で、完全なる成果主義ライフとなる。

本当に時間が欲しいなら、このくらい思い切った方が良い。
時短をするために多くの時間を使っていては、本末転倒だ。

――― 時間は買うより、つくり出す

私はこちらをおすすめする。
もちろん、そこまで多くの時間が必要であればの話だが。

あと、経営者なら「設備投資」や「外注」で時短を狙うのは当たり前のこと。
ビジネスおいては、金で時間を買う手法が圧倒的に強い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?