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10倍売る人の文章術   ジョセフ・シュガーマン著

選んだ理由
知人からのお勧めで購入していたのですが、なかなか今という時がなく、このタイミングとなりました。

①知識と説得力と成功の秘密について
コピーを書いたり、発想をする際に最も重要な要素の一つは、全く異なるものを関連づけて、新しいアイディアを生み出す力である。経験に基づくデータが豊富であればあるほど、そして関連付けることが出来れば出来るほど、優れたアイディアを生み出すことが出来る。
コピーライティングとは、自分の考えを整理したうえで紙に書き出すこと。
そして、コピーライティングを成功させるには、これまでの経験、具体的な知識、商品サービスを販売するためにそこから得た情報を頭の中で処理して文章にする能力が重要。コピーライティングとはメンタルな作業である。
どんな商品にも、他にはない独自の売りがあり、それを見つける。それが出来れば商品のポジショニングやコンセプトが力強さを増し、天と地ほどの違いが生まれる。

②正直さと誠実さと信用について
コピーライティングの四十四のテクニックを著者は書かれていますが、その中で私がいちばん響いたテクニックを書いていきます。
著者は、正直さというのが、最も大事と言っています。
消費者は賢明である。一人よりも、全体としての方が賢明である。消費者は、私達が正直に伝えようとしているかいないかを見抜きます。宣伝文が正直であればあるほど、消費者は反応が良くなる。まやかしは見抜かれる。
正直さや誠実さを宣伝文で伝えれば信用が高まるが、信用イコール正直さではない。信用とは、文字通り信じられるということ。オファーの正当性を伝えること。

③人間的観点を大切にすることについて
コピーライティングの四十四のテクニックよりの納得した中からのチョイスです。
物を買うとは、苦労して稼いだお金を、商品やサービスと交換する行為、人間として感情がこもった行為である。汗水流して手に入れたお金ですから、それを渡せば済むということではない。購買とは、情緒的な出来事である。
広告に盛り込むことは、分かりやすく言うとネガティブな情動を起こさずにできるだけ奥の人間的要素を、広告に盛り込むことである。
それが上手くいけば、宣伝文には独自の振動が生まれ、それに呼応できる人は、知人のごとく感じてくれると著者は言う。

気付き
コピーライティングをするには、とても参考になる本でありますが、やはり書かれている内容が分かっていても実行するのは難しいことが多々あるとも思った。ただ、著者はさすが全米ナンバーワンのセールスライターとあるだけに、表現力が素晴らしく、読んでいてその表現の中から心に伝わるものがとても心地よく感じることが出来ました。
これを私自身が俯瞰してみるに、読んで下さる人の心に伝わる文章こそ本物なんだな~ということを改めて感じました。
以前から思ってはいたのですが、書かなくちゃいけない!っという義務感からの文章はあまり良いものが書けないと改めて思いました。
ほどほどで、まっすぐと進むことこそ大事ですね。よい気付きとなりました。


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