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LSE大学院日記:week9ーまさに山あり谷あり、でも結局自分で頭打ちに来た

こんにちは、maruoです。

ロンドンは、11/30(木)昼の12:30ごろです。
なんと気づいたらweek9の日記を書くのを忘れ、かつ忙しくて時間がなかったり眠すぎてずっと寝てたりして、今week10の木曜日です、、。

何があったのかほぼ忘れている部分もありますが、week9の記録です!

ロンドンは、どんどん寒くなってきて、冷たい風は針のように刺さってきて、すっごく寒いです。京都の山の上にある大学に通ってましたが、そこよりも寒いです。

*写真は、ロンドン中心地にある「ディッシューム」という人気のインド料理屋さんで、隣の席にサンタ帽が並べられてたのが可愛くて撮りました(笑)



またまたセミナーで自信喪失、両親との電話で涙

日記で何回も多分書いてますが、秋学期の月曜日は、レクチャー×2, セミナ×1と盛り沢山な1日です。
セミナーは、これも何度も書いてますが、コアコースのセミナーなのに、毎回行くのが本当になぜか辛くて、大学で過ごす好きじゃない時間ナンバーワンです(苦笑)

今回のセミナーで主に起きたことは、「まさかの教授に当てられる」という事件です。
日本の大学とかなら、名指しで当てられるとかまあまああると思うんですが、これまでの9週間で他の学生が名指しで当てられてるのとか見たことなくて、そういうのはないんだと勝手に思ってました。

そしたらまさかの自分が当てられて、もう頭真っ白。
今回のトピックは「テクノロジーと軍事力」。経済成長に繋がる(とされる)テクノロジーの革新がどのように軍事力拡大につながっているのか(繋がってしまっているのか)、という議論でした。
教授の質問は、「maruo、日本出身だよね?この全体の議論どう思う?」という質問の意図もよくわからない質問で、頭真っ白になったんで、聞き直したんです。(これは偉いなと自分でも思う)

で、聞き直したものの、結局教授的には「この全体の議論、make senseする?」(make senseの上手い訳し方がわからないので海外かぶれみたいになってます)っていう感じで聞かれて、もう何て答えればいいかわからず、それっぽい感じで、「日本の軍事費の拡大は、日本がというよりアメリカに買わされてるからそんな感じです、、」って答えたんです。

まあ、思い返してみれば、何も言わないよりは断然いいし、教授の質問はきっと、「日本ってテクノロジー技術進んでるけど、それを軍事力には使っていないよね(自衛隊しか持ってないから)、でも他の国はそこに相関関係がある。これについて日本人のmaruoはどう思う?」ってことだったんだと解釈してます。

今このように理解しても、そこについて深く考えたことなくて、意見できるほどの知識がないので、同じ結末だったと思いますが、
せっかく当てられたのにうまく答えられなかった」という悔しさが沸々と湧いてきて、もうすんごく悔しかったです。

次の日、火曜日の昼間に両親に電話して相談したら、そういう後悔が次もチャレンジしようとか自分を後押ししてくれる要素になるからいいんやで、と言ってくれて、何より「日本にいるときは気づかん間にきっと知識が蓄積されてて、引き出しがいっぱいあったんやろうな」と父親に言われて、これはもうすごく納得しました。
まあそうはいっても、すごく悔しいという気持ちが大きかったので、こうやってアドバイスをもらう中で泣きながら聞いてました(笑)


CBGというビルの中にあるクリスマスツリー。もうこういう些細なものが背中を押してくれる、、。


母の友人とご飯、そもそも自分で頭打ちに来たことに気づく

水曜日には、母の友人(職場の同僚)がロンドンに住んでいるので、一緒にご飯に行ってきました。
元々知り合いではなかったんですが、渡英のタイミングが同じで、お互いに知り合いもいない地に行くので、ロンドンをきっかけにお話をするようになりました。

私が親元を離れて1人で来て、大学院で勉強して、っていうところからすごく親身になっていつも連絡してくれたり、アドバイスをくださるので、月曜日の自信喪失の件も勿論相談させていただきました!

そしたら話の中で、「じゃあ現状に満足せず、自分で頭打ちに来たんやね」って言ってくれて、もうこの言葉に、そうか、確かにLSEに行きたいって思った時にこのまま日本にいたら自分の置かれた環境やこれまでの経験に酔ってしまう可能性があるとも考えてたな、と過去の自分を思い出し、
初心というか、ここに来る前の自分が持ってた信念みたいなものを思い出すことができました。

もうこの言葉は、辛いなあとか思ったらすぐ思い出すようにしてて、これもどれも全て自分で決めたことだから頑張ろう、と思えます!!


この方含め、私よりも人生経験のある皆さんは、アドバイスをお願いしたり、相談したりすると、同じタイミングで異国の地に、LSEに来てるから偉そうなこと言われへんけど、、、と前置きを置いたり、
そもそもアドバイスくれなかったり(笑)するんですが、
経験したことの種類やそもそもの生きてきた時間が違うので、些細なことでもすごく参考になるし、背中を押されます。

私は、(多分これも書いたことあると思いますが)これまで何か些細な悩み事とか、心配事とか、嬉しいこと、悲しいこと、全てまず先に母と共有してきました。でも親元を離れて暮らしてるし、時差もあるし、母に全てをLINEで伝えるのは無理があるし、言葉で伝えたい時もあるから、こうして頼れる人たちがロンドンでもできたのは、すごく嬉しいなといつも思います!

同期の日本人の方々とご飯

その次の日、木曜日も授業終わりに以前渡英直後に大変お世話になったお姉様と、今回初めて会った別の日本人の方とご飯に行ってきました。

そろそろタームが終わるけど、どう?っていう話をしたり、まあたわいない話をしたんですが、今回初めて会った日本人の方が京都で大学に行ってたっていう話を聞いて、すごくなんか同郷の人に出会ったような気持ちになって
その時は深くは話せなかったんですが、また京都の話しようねってなって、これもまたすごく嬉しい!!

関係ないんですが、日本人の方々(どれくらいお互いを知っているか、どれくらいの頻度で会うかによるけど)と日本人以外の方と会う時で自分は違う振る舞い方をしているなと先日気づきました。
どっちかというと、日本人の方といるときは自然と気を遣ってるみたいな感じ。
落ち着けてないやん、とも取れるんですが、まあこの気を遣うのは、これまで日本で生きてきた中で培われた人との付き合い方なので、多分これからもこのまま行くと思うんですが
日本人以外の友だちと会うときは、周りが気を遣ってないのがすんごくわかるから、多分それに合わせて、気を遣うレベルが対日本人が10だとしたら、対日本人以外では5くらいに下がってるんだと思います。

これ、すごく文化が表に出てる部分だなと思って、面白いなと思います。
と同時に、自然に振る舞い方を変えてる自分の適応能力?低いんだか、高いんだか、棲み分けしてるんだなと自分に感心します。
普通に考えて、対日本人と対日本人以外とで同じ振る舞い方してたら、きっと日本人の方にはちょっと生意気だって(そんなめっちゃ態度でかいとか人の気持ち考えないとかではないですが)思われる可能性あると思うので、当たり前の行動の違いのような気もします。

セミナーグループプレゼン→プレゼンお疲れ様会に勇気出して参加

金曜日は、今学期の学期中にある成績評価される最後のワークであるグループプレゼンがありました。
かなり変わったアセスメントで、ロールプレイをしてプレゼンするという、もうみんなてんやわんやなワークでした(笑)
テーマは、ウクライナからの穀物輸出をめぐる「Black sea grain initiative」についてです。私の役はWTOでした。

最後まで正解がわからないまま、自分は用意した通りのことをしたんですが、まあ良いとします。
今回はロールプレイでただのプレゼンじゃないし、周りの足引っ張ったらどうしようって思うと想定して、原稿を用意していきました。
(ちなみに普段のプレゼンは、原稿用意せず自分の言葉でその時に思ったことを発言する派です)

本番の前に、ペアだった女の子が事前に練習しようと誘ってくれ、練習したんですが、もう少し原稿見ないでやったほうがいいね、って言われて
やっぱしっかり言うんだなと感心しました。(補足というか、自分を擁護すると、目の前に彼女しかいないから彼女だけ見て話すのは変かなと思い、ただ読むスピードだけ練習しようって感じで読んでたんです。本番では周りの人たちをチラチラ見ながら話しました一応。笑)

で、本番は他の人の発表が面白くて、ロシア担当の子は、いきなりロシア語でプレゼン始めたり、ウクライナ担当の子は仮名を考えてきて、官僚に成り切って発表したり、見てるのは楽しかったです(笑)
担当がWTOというパワーも影響力もない立場、でもディスカッションの場には必要だよね、という微妙な立場でしたが、調べてる過程は面白かったのでよしとします。

そして、その日の夜は、この授業のプレゼンお疲れ様会がありました。
参加しないつもりでしたが、日本人の人もいたし、まあ行ってみるか、と思い、勇気出して参加しました。
こういう集まりは本当に苦手で、頑張ってをつけないと逃げ出したくなるんでしが、この日は日本人の方の助け舟のおかげで精神を保って参加できました(苦笑)

こういう場に1人で参加できないのは、もう本当に渡英直後のパブのトラウマだなとつくづく思うんですが、助けてもらってばっかの自分に飽き飽きしつつも、仕方ないと受け止めます。
そろそろ多分、そういうたくさんの人と出会う場みたいなのは、きっと性に合わないから慣れるとか慣れないとかじゃなくて、自分の人との知り合い方法じゃないんだなと思うことにしました。チャレンジしても合わないものは仕方ない!

念願の「Le Miserable」!!!


レミゼが上演されるソンドハイムシアター。チャイナタウンの前、土曜日、人がすごかったです。



1週間を乗り切った後は、ずーーーーーーーーっと楽しみにしてたミュージカルを鑑賞しにいきました!
10月くらいに予約してチケット取って、レミゼだけを楽しみに毎日過ごしてたんですが、もうほんっとうに心からよかったです。

日本でもミュージカル見にいきたいってずっと思ってたし、何回かチケット取るのもチャレンジしたんですが、高倍率に勝てず、ロンドンでは必ず!!と思ってました。

全体のうち、半分の時間は泣いてましたが、エンタメであんなに泣いたのは、今考えたらこのミュージカルがロンドンに来て初めてだったので
もう感情を溢れさせることができて、本当にストレス発散になりました。
感動したと同時に、大学院で民主主義とか開発とかをまなぶ中で、エンタメは消費される対象でしかないかもしれないけど、レミゼにはそれ以上の価値があると思いました。
このタイミングで観劇できて、本当に良い経験になりました!その日は秋晴れという感じの天気のいい日だったし、最高の土曜日でした!

そして、その後はイギリスお馴染みPretで1人、買ったパンフレット見ながら余韻に浸りながら時間を過ごし
またまた違う日本人の方々とcatch upを兼ねてご飯に行きました。

いろんな人と話すと、みんなそれぞれ頑張ってるんだなと思うし、自分も頑張って乗り越えようと思えます!

と思ったはずなのに、次週week10はメンタルブレイク再来です、、、。もう2ヶ月半で寮の部屋でどれだけの涙を流したのか、計り知れません(笑)

今回もここまで読んでいただきありがとうございました^^

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