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黒い森のひみつ

【 プロローグ】

昔々、歌を忘れた神アムネンが音楽の神だった頃、謎の疫病が4つの国全部を襲った。大勢のポコラ・ホモラが命を落とし、なすすべもなく見えない恐怖に怯える4つの国の民たち。アムネンは音楽でみんなの心を癒そうと奔走するが、音楽の力だけでは病を救えず、心を癒すこともできなかった。

失意の中、アムネンは誰も踏み入れてはならない森へと向かった、森の中に答えがあるかもしれないと考えたのだ。足を踏み入れた者は誰も帰ってこないという「禁断の森」だった。暗くて黒い森も歩いていくアムネン、いつしか闇の中に包まれてしまった。闇の中から微かに声が聞こえた・・・「アムネンよ、よく来たな。4つの国を救うために来たのであろう。この森にはどんな願いでも叶える力があるのだ。まぁ〜だがその為にはちょっとした犠牲が必要なんだ。だがどうしても救いたいと願う物にとっては大したことのない犠牲だよ」「森よ!私はどんな犠牲でも払います。どうか4つの国を謎の病気から救ってください!」森は静かに答えました。「アムネンの一番大事なものを此処に置いていくがいい」アムネンは自分の一番大事なものについて考えました。私の大事にしているものは「音楽を愛する心」「音楽を楽しむ心」そして「音楽を通じて、みんなの心を楽しくする事」だ・・・それらを手放せば4つの国全ての人が助かるのだとしたら・・・アムネンの心はすぐに決まった「わかりました、私の心を全て取り出してください闇の声が静かに響きました。「お前の一番大事にしている心を確かに頂いた。」「お前の犠牲により4つの国は謎の疫病から救われるだろう」

「あ〜1つ言い忘れていた。もう一つ小さな犠牲があるのだ。今日からお前は「歌を忘れた神アムネン」として生きていくのだ、安心するがいい、今日ここで起こった事はお前の記憶からなくなるであろう。4つの国の民たちは謎の疫病が突然消え去った事にお前の犠牲があることは誰にもわからない。」闇の声が次第に消えていくと同時に、急に明るくなり森がなくなりました。アムネンの記憶もなくなっていました。  



「ポコラの大冒険」 黒い森のひみつ

2025年開催ぽこあぽこピアノ教室発表会に向けてのお話
前回の「ポコラの大冒険」の続きのお話となります。

今回は「歌を忘れた神アムネン」が主役となります。
アムネンが昔、大事な物を無くしてまで、4つの国を救うのですが
果たしてそれでよかったのだろうか?

誰かの犠牲の上に成り立った平和は果たして真の平和なのか?
ポコラたちが、答えを求めて黒い森の中へ入っていきます。

「黒い森」の中に答えはあるの?
「黒い森」の中には誰かいるの?

さぁ〜!みんなもポコラと一緒に旅に出よう!

ぽこあぽこピアノ教室
http://www.pocoapoco-piano.com/

ポコラの大冒険
ぽこあぽこピアノ教室発表会
https://www.pocora-adventure-pianoconcert.com/


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