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出会い系アプリに手を出した結果の話(第2クォーター)

あ、画像はなんの意味もありません。
どーもデミヲです。

後半戦……って予告してたのに、尺的な問題で全4編に分けることにいたしました。
ですのでなぜかバスケットボールになぞらえてクォーター制を採用させて頂きましたので報告いたします。

インスピレーションに従って書いていたら長くなってしまいました。
この辺は物書き初心者と言うことでご容赦ください。(そもそもこんな小物のノープラン文章だもの怒る人なんて存在しない。)


では、まもなくスタートいたしますが、まずは前半戦のハイライト。


出会いほしいなー。アプリ始めよー。出会いあったー。LINEして会う約束したー。何回かメシ食ったー。なんか違和感あるー。


前回はたったこれだけのことをスペクタクルに綴らせていただきました。
自分の文才に思わず膝が震えます。(どうか膝から下を切り落とそうとしないで下さい。)

くだらない前置きは要らんですか?はい。では続きを書きますね。




出会って以降、LINEは途切れることなく毎日やり取りをしていました。

ほら、メッセージやりとりのときと、会って会話するときとでは印象が違うことってよくありません?

女性はLINEだと会話が成り立ちやすいタイプのようで、たとえむず痒いところがピリピリしてても、「悪い人では無いんだから」と自らを律してやりとりを続けていたんです。


そんなある日、珍しく女性から1通もLINEが来ないときががありました。
あれ?どうしたのかな?どこかにスマホを落としたのかな?
こちらからメッセージを送ってみても、一向に返信がありません。

まぁいいや…とスマホを置いて、特に気にせずに過ごしていると深夜に着信が来ます。音に反応しましたが、すぐに電話が切れます。
また鳴ります。すぐに電話が切れます。いわゆるワン切りです。

あ〜もしかして…と少しピンときたオジサンは着信のあった番号に折り返ししてみます。やはり女性でした。(オジサンは番号交換したのとかをいちいち覚えてないポンコツです。)

「電話ありがとう。ちょっとLINE出来なくなっちゃって。連絡出来なくて寂しかった。あのね・・・」
さっそく今日の小さな出来事報告会が始まります。

オジサンが「ごめん。電話回線だから短めにね!」と素直にお願いすると女性は「わかった!ありがとう!」と礼を言い、嬉しそうにいつまでもしゃべくってきやがります。

この女性は自分のことを語りたくてウズウズムズムズしてたんだなぁ・・・
自分の心のどこかが痒さを通り越し、ピリピリし始めてるのにも関わらず、受けの姿勢を崩さないオジサン。(受け身は下手ですけど。)

結局2時間ほど通話しましたが、ほとんど女性の自分語りだったり、そんなに気にならない伏線回収だったり。回収終わってるはずなのにまた回収しに行ってたり。(「そこもう何も無いよ。」って言えないオジサン。)

最後に「ごめん。いつLINE使えるかわからないから、明日も夜電話して?ワン切りするから!」
出会い系のポイント消費から脱却したと思ったら、通話料消費フェーズが待っていました。

毎日こちらが電話をして、自分語りを浴び続け、心も通話料も消費していく。

心の中でむず痒さを感じていたところを見ると赤い湿疹が出来ていました。


毎日お電話生活から2週間ほどたった頃、女性のLINEが復活したと知らせを受けました。

よかった。これで通話料を気にするけど相手が気にしてくれないモヤモヤした生活ともおさらば出来ます。

女性は通話がしたいらしく、LINE通話を要求してきたので快く応じます。通話料を気にしなくても良くなるだけで割とマシになるものですね。
何時間もの間自分語りの集中砲火を浴び、通話を終えます。


翌日の夜。

ふとスマホを見ると、なぜかまた女性からの着信、ワン切りが何度かありました。

え?かけろって事?

まずLINEしてみます。
既読はつきません。
そうこうしているとまたワン切り。

・・・・・・仕方なく電話をしてみます。

「あーごめんごめん。なぜかまたLINEが使えなくなっちゃって~。」
むず痒かった場所から血が流れてくる感覚を覚えます。

訳を話すわけでもなく、性懲りもなく自分語りを聞かせようとするので、さすがに話を遮って事情を聴きます。なぜ1日でLINEが使えなくなったのか?

「わからない。だって昨日のLINE通話はオジサンがかけてきたじゃない。」

女性は存じ上げなかったようですが、皆さんご存じですよね?
LINE通話はどっちも通信料かかるんよ。。。
しかし、1日程度のLINE通話で通信制限がかかる理由がわかりません。

何か隠していると感じたオジサン。すると女性から、「私のスマホプリペイド式なの。隠してたわけじゃないの。」とあっさり言ってきました。
(※ プリペイド式スマホはコンビニとかでカードを買い、バーコードか何かを読み込ませることによって購入金額に応じた通信料が加算されるもののようです。)

完全に言いたくないことを隠していたと思いますが、「隠してたわけじゃない。」と相手は先手を打ってきたのです。ずるい。

むず痒かった患部はもう化膿し始めていました。もうジュクジュク。

オジサンはビシッと言います。「早く言ってほしかったなぁ。そしたらどうしたらいいか一緒に考えられるのに。」(あれ?ビシッて音聞こえませんでした?)


というわけでこの通信問題の解決策を一緒に考えます。
まず、女性の自宅には光回線がないとの事だったので、ここは大家さんに相談してみようと言うことになりました。あわよくば無線LANを設置させたい…。

しかし翌日あっさり断られたと報告がありました。(本当に大家さんに相談していたのか・・・。)

しかし割とそんな事は想定済みだったオジサンは、返す刀でモバイルWi-Fiルーターを提案します。
安めの利用料のモノをいくつか事前に調べ、プレゼンします。

すると女性は「あ、それいいね。じゃあ買いに行こうと思うけど、よく分からないから付き添ってほしいな。」

なるほど…そうきたか…。

オジサンは快く応じました。
ある狙いを胸に秘めて・・・・・・。


ショッピング(デート?)当日。

待ち合わせ場所に合流し、某大手家電量販店に行きました。
2人はアレコレ言いながら、目的の物を物色します。

選んだのはモバイル型では無く、据え置き型で持ち運びが出来ないタイプ。月額が少し安い物で、せめて家にいる時だけでも通信出来れば…ということでこちらをチョイスします。

さて、購入手続き・・・・・・と言うところで、オジサンは「あ、タバコ吸いに行ってきます。」と女性を置いて喫煙所に向かいます。(実はヤニンカス。)

一服したあと、適当にスマホアクセサリーコーナーを軽く物色して女性の元に向かいます。

すると、受付カウンターに向かって店員と話をしている女性。手には何も持っていません。
すると店員から1枚の紙切れを渡され、「こちらの弁護士事務所に連絡してください。」と言われていました。

その場面にちょうど良く出くわしたオジサン。
女性は完全に「見られた」と言う表情。

オジサンは、購入手続きに同席するとオジサン名義で契約させられるのではと勘ぐっていました。
そこで手続きが始まるタイミングでその場を離れたのです。
なぜそんなことをしたのか?何か決め手が欲しかったんです。
わかりやすい決め手がないとオジサン踏ん切りがつかないんですよ。決断力がゴミなので。


とりあえず家電量販店を後にし、近くのレストランに入ります。
そして、事情を聞きます。はい。聞きましょう。待ってました。

結論、女性は所謂ブラックリストの方でした。
まぁそうだろうなと思っていました。
都合の悪い事は隠す。いずれバレるのに。


しっかりと言わなければと思い、気持ちを述べさせていただきました。

1.ブラックなのは仕方ない。ただ、大事な事を無駄に隠し、不自然に取り繕って欲しくなかったこと。

2.電話回線で電話代がヤバいことを告げてるのに、一向に耳を貸さず話を終えてくれないこと。

3.そもそもご自身のことがどれだけ好きか存じ上げないが、こちらの話を横取りしてまで自分語りすることが、会話してて楽しくないと思っていること。

ほら。どーです?「ビシッッッ」って音やっと聞こえたでしょ?


女性は謝っていました。
「怒ってないよ。」と告げるオジサン。
でも、オジサンの心は決まっていました。
上記3点合わせ技で一本です。試合終了です。

それを告げるべく話を切り出そうとすると、女性は「今日は帰るね。」と帰り支度を始めます。
うわーまた人の話折るやん速攻で。収穫早すぎやん。食べれるところないやん。

帰宅途中、コンビニでプリペイドカードを少額購入し、女性に渡します。
そう、LINEでお別れを告げるために。


帰宅後すぐににLINEを送ります。

「何度かお会いして、食事をご一緒させていただきましたし、電話でたくさん話をしましたが、オジサン達はそもそも合わないと思います。もうお会いする事は出来ません。もっと素敵な男性に出会えますように。」
こんな内容だったと思います。

送信して間も無く既読が付きます。

後は反応を伺って終わりだな。。。

すいません。恋始まりませんでした。
皆さんの期待に添えず申し訳ありません。


その日のうちに返信はありませんでした。



翌日。

朝起きると返信が来ていました。
歯を磨きながら返信を確認します。

とてつもない長文でしたが、内容はおおよそこんな感じ。

「昨日はありがとう。そしてLINEもありがとう。
そしてこれまでたくさん話を聞いてくれてありがとう。
オジサンはイイ男ですし、オジサンを好きになった私もイイ女ですね。
あなたが私と別れると言う意見はわかりました。
でも、私は別れる気は無いので、これからもヨロシクお願いします。」


患部からオジ汁ぶっしゃーーーーーーーーー。


戦慄、恐怖、疑念・・・・・・(あとなんかいい表現あります?)
なんか色んなものが全身を駆け巡ります。

ええええ?
恋終わったけど何か違う展開始まったーーー!




長くなってしまいました。今回はこの辺で。
次回より怒涛(ってオジサンは思ってる)の後半戦に突入です。

ては恒例の挨拶でお別れです。


お目汚し失礼いたしました。

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