自作ミキサーに絶縁型DC-DCコンバーターを組み込む

少し前に同人ラジオの収録に使う自作ミキサー用に倍電圧が出力出来るDC-DCコンバーターを作成したが、これは絶縁型ではない。その為電源のモバイルバッテリーに録音機のような他の機器を繋ぐことが出来ない。アースがループしてノイズが出るからだ。となるとモバイルバッテリーを電源にする機器が増えるとそれだけモバイルバッテリーが必要になり、荷物が余計に増えてしまう。どうしようか、と考えてたら秋月電子で絶縁型DC-DCコンバーターがあるのを思い出し、始めからそれを使えば良かったじゃあないか!と思い早速試作してみる事にした。なんか最近はDC-DCコンバーターばかり作ってる気がする。昔は音質を気にしてスイッチング電源なんか眼中に無かったのだが荷物の重さを減らさないといけない様な歳になってしまった。
肝心のDC-DCコンバーターはMAU-104で電源はモバイルバッテリーを使うので入力は5V、出力は12Vのものだ。でMAU-104を使い動作チェックをしたら···「ノイズが凄い!」マイク入力段のあるミキサーにDC-DCコンバーターは使えないのか、とか思ったがデータシートを読み直してみるとなんて事はない。出力が無安定出力だったのだ。ならばと3端子レギュレーターを挟む事にした。部品箱を探すと7809があった。ミキサーの消費電流が約20mAなので本当は78L09が良いのだが仕方ない。

DC-DCコンバーターに3端子レギュレーターを付ける。

今度はレギュレーターを付けてテストするとノイズは減った。さらにノイズを減らしたいので2mHのインダクターを付けてテストすると更にノイズが減り聴感上は電池駆動と変わらない程になった。

更にインダクターを追加した。

本来ならDC-DCコンバーター→インダクター→レギュレーターの順に繋げないといけないが、何とかなってるのでこれでしばらく使ってみる事に。ミキサー内部に組み込み、電池BOXも取り外してしまった。

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