見出し画像

河合隼雄先生の言葉

読書が好きな方も
そうでない方もこんにちは。

忘れぬうちに書き留めておこう、
と思って借りてきた✨

河合隼雄先生の『物語とたましい』

この本の中に
印象的なお話があります

灯を消す方がよく見える事がある
です

要約します

漁船で釣りに出かけた人たちが
夢中になっているうちに夕闇に包まれ
月も出ない夜に帰る方向を見失ってしまう

仲間の内の一人が
『手元のあかりを消せ』といい
船は真っ暗闇に包まれる

すると
町の灯りのために
そちらの方がぼーっと明るく見えてきて

それを頼りに
彼らは無事戻る事が出来た

というものです

これは河合先生が子供の頃に
読まれてずっと心に残っていたお話しだそうで

この本を初めて読んだ時
メモを取らずとも
このエピソードだけはしっかり頭に刻まれました

良きお話しだったので
同じく河合隼雄先生のご本を読まれている
5次元夫婦☆あゆのりさんの
のりさんにもお伝えさせて頂き

先日のセッションの時に
『その言葉を必要とされているようだったので
その方にバトンをお渡ししました』
とお話しくださいまして
とても嬉しかったのですが

うろ覚えでお伝えしたため
念のために
改めて読んでみたのですが
大筋は間違ってなかった

良かった
ほっ(*´ω`)

目先の解決を焦って、灯をあちらこちらと掲げて見るのではなく
一度それを消して、
闇の中で落ち着いて目を凝らすことである。
そうすると闇と思っていたなかに、
ぼうーと光が見えてくるように、
自分の心の深みから、
本当に自分の子供が望んでいるのはどのようなことなのか、
いったい子供を愛するということはどんなことなのか、
がだんだんと分かってくる。
そうなってくると、解決への方向が見えてくるのである。

河合隼雄先生『物語とたましい』灯を消す方がよく見える事がある より

これ
『自分の子供』の部分を
『自分の心』と置き換える事もできるのでは?

目先を照らす役に立っている灯―――
それは他人から与えられたものであることが多い―――を、
敢えて消してしまい、
闇のなかに目をこらして遠い目標を見出そうとする勇気は、
誰にとっても、
人生のどこかで必要なことと言っていいのではなかろうか。

河合隼雄先生『物語とたましい』灯を消す方がよく見える事がある より

自分だけを頼りに=孤独
になってはじめて
本当の自分が道標になってくれる働きを
起こしてくれるのかな~…なんて思ったりしました

自分が自分自身の深みからしか受け取れないモノだと思うから
そこに他人の意見はもういらないんですよね、きっと

孤独について理解を深めるなら
コチラの本もお勧めです

『物語とたましい』は
河合隼雄先生のエッセイが多数まとめられいて
短いお話の中にエッセンスがぎゅっと詰まっている
✨珠玉✨の短編…
いや断片集?

いろいろな角度からパズルのように
ヒントを与えてくれる1冊という感じです

他にも紹介したいエピソードがいくつかあるのですが
長くなりそうなので今回はこの辺で

もしかしたら
次回に続くかも…☆

それと
お知らせです

無料マガジンで公開していた
5次元フレンド交流会のレポートですが
公開より時間も経過致しましたため
5月より有料公開に切り替えさせて頂くことにしました

もう一度見ておきたい方がいらっしゃいましたら
4月中にご覧くださいませ

また次の記事でお会いしましょう
それではまた( ´∀`)ノ



よろしければ 活動を支援して頂けると大変ありがたいです(*´ω`)