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仕事辞めてタージマハル行ってきた U-17W杯その2

インド到着の翌日、10月7日はデリーから電車で移動してタージマハルを見に行く予定でした。デリーからは電車で2時間ぐらいだそうです。一日何本電車があるかは調べてません。

やっぱりインドまで来たら、せっかくなのでタージマハルを見たいです。それに、電車移動とかで苦労するのがインドの旅の作法かなという思いがありました。往復10000円ちょっとでデリーから車で送迎のタージマハルツアーもあったのですが、あえて自力で行くのがインド旅の作法かなと。


インド到着日は深夜1時ごろにホテルに着きました。現地のタージマハルツアーだとホテルに送迎が来てくれますが、朝6時出発なので今回のスケジュールだと起きられなかったかもしれません。結局この日の朝は8時に目が覚めました。


インドのホテルには必ず朝食がついているそうです。朝からカレーとかカレーとかのビュッフェをそれなりに堪能して、旅行者には悪名高いニューデリー駅にいざ向かいます。


・電車の切符を買うのも一苦労

まずはニューデリーから、タージマハルの最寄り駅であるアグラまでの切符を買わなければいけません。


地球の歩き方を見ると、「ニューデリー駅の2階には外国人専用の旅行案内所があって、そこに行けばぼったくりにも怪しい客引きにも遭遇せず切符が買える。とにかく誰の言うことにも耳を貸さず2階にたどり着け!」みたいな、素晴らしく具体的なアドバイスが書いてあります。被害報告がいっぱいあったのでしょうね……。

その通りにしようと思ったのですが、どうやら駅の反対側から2階に入ってしまったようで、宿泊所みたいなところに迷い込んでしまいました。窓口の年季の入ったおばちゃんから「あんたはforeignerだろ!foreignerはここを左に行って階段を下に降りて(…中略…)に行きな!わかったか!」みたいに怒鳴られました。言われた通りに薄暗い廊下を進み、途中の廊下でおしっこしてるおじさんとかがいるけど気にせず進むと、無事に外国人向けの切符売り場に着きました。

そこそこきれいなロビーです。郵便局の番号札みたいのを取らされて待ちます。順番が来て、アグラまで行きたいと言ったところ書類を全部埋めないと売れないと言われて仕方なく書類書きます。結局、11時30分発の電車になると言われました。今は9時30分です。アグラ着は13時30分ごろかな、それで行くことにします。

・だまされるし臭い、それがインドです

2時間ほど無為な時間が出来たのでニューデリー駅付近をぶらつくことにしました。インドの街と言えば、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部で、ジョースターさんたち一行が到着するなり財布をすられた(花京院)というイメージです。あの街がここなんだよな……と怯えながら歩いていましたが、後日調べたところ財布をすられたのはニューデリーではなくコルカタだったようですね。あの人たちは事情があって船でインドに入ってたから。

A「コンニチハ!」

来ました、日本語を話す怪しいインド人。

A「ニホンノヒトデスカ!?」

怪しい外国では、日本語のできる人について行ってはいけないとよく言われています。

A「今日どこに行くんですか?」
M「タージマハルに行くから、11時半にアグラ行く電車に乗るんだよ」
A「駅は向こうだよ!ついてきて!」
M「え?駅はあれ(見えている)でしょ?」
A「あれは地下鉄の駅で、アグラに行く駅は向こうだよ」
M「いやいやいや、さっきあの駅で切符買ったばっかりだから!」
A「そうか。ところでその服ではタージマハルに入れないぞ、だからそこの店で服を買って行こう」
M「お前の言うことは信用できない。バイバイ」

いやー、インド人にはビックリです。
観光客を騙そうと嘘をつくのはわかるのですが、嘘がばれても動じずさらに嘘をつこうとするのはすごいです。

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