見出し画像

【バトン連載】アーサーと塩麹のたまごやき|縁をつなぐレシピ Vol.9|文とレシピ:松永若菜/ちどりあし@石垣島


はじめまして。
18番街でちどりあしという名で本の読める日本酒BARを営んでいる松永若菜です。

どうぞ宜しくお願い致します。

今回繋いで頂いた「らさちゃん」とは、随分と前から顔見知りではあったのですがグッと距離が縮まったのが、らさちゃんが営んでいる「集うと憩う」というお店です。

そこで、ちどり文庫(子供たちが本の読める場、居場所になれる場、色んな世界観の共有ができる場、ご飯が食べられる場を設ける活動)という名でイベントをさせてもらったのがきっかけです。

らさちゃんは、自分の枠を越えたい時や、深く考えたいことがある時はこの人に意見を聞いてみようと思い浮かぶ貴重な1人。

繋いでくれてありがとう。

職業について。
実は私は飲食店未経験だったんです。

10代の頃からいつか何か自分の力で食べていける事をやりたい。
いつか…
なにか…
なんて漠然と思いながら時は過ぎ。

一念発起して自分に出来ることなんてなぁ…

と気づけば30代に突入。

30歳までには何か!!
と思いながらぼやぼやと毎日を見送り…
うだつの上がらない日々を過ごしていました。

そんな頃有難いお声かけが舞ってきました。

美崎町の某大型飲食施設で日本酒をメインに扱うお店を店長としてやってみないかとお誘いしてもらえたのです。

飲食かぁ…
普段日本酒飲まないしなぁ…

と、募る不安。
でもあれよあれよと話は進み、自分でも不思議なほど自らの意欲をかきたて、飲食デビューを果たした訳です。

そこは会社自体が無くなってしまい僅か一年足らずしか働けなかったのですが、その数年後に現ちどりあしを営む事になりました。

最初の頃は日本酒のお店だし、よく分からないからとにかく沢山飲まなきゃと、お金と記憶を沢山失いながら義務的に飲んでいた日本酒。

今では良い距離感が取れるようになり、私の人生から手放したくないくらい好きなもの殿堂入りです。

日本酒がきっかけで、発酵にも興味がさぁ…
っていうのは醸造酒扱う方なんかはよくある話だと思うのですが、そのよくあることがどうやら私にも起こったんです。 
特に日本酒は並行複発酵という超ハイスペック発酵技術を持ち合わせてて、スゴってなる訳ですよ。(並行複発酵でお調べくださいロマンがあります)

発酵という技術に敬意を抱きだしたら、そりゃあ発酵調味料使っておつまみ作りましょうって気持ちになってくる訳でして。

お酒飲みながらカジュアルに美味しく健やかにを目標に、発酵調味料を勢力的に買ったり作ったりしながらおつまみメニューを考えたりしています。

そのおつまみレパートリーの中から、かなりの頻度でお店でも登場しているアーサーと塩麹のたまごやきのレシピを。

使っている調味料が手作りのものがあるので再現性にバラつきが出てしまうかもですが、おおよそ外さないとは思いますので是非参考までにお試しください。

アーサーと塩麹のたまごやきのレシピ

材料

  • たまごMサイズ6個

  • アーサー乾燥のもの4g

  • 塩麹大さじ1

  • 白だし大さじ2

  • お水大さじ1

  • 甘酒ペースト20グラム

あとはペーストと塩麹とアーサーが馴染むようにしっかり混ぜて、何度かに分けて注いで巻いて焼くだけです。

塩麹と白だしは私は自分で作っているのですが、市販のものでも問題ないと思います。

濃かったり薄かったりしたらその都度お好み感じに調整してみてください。
甘酒ペーストは石垣に店舗のあるポコアポコさんに売っているものを使っています。

これ飲んでよし、調味料としても中々優秀なのでおすすめです。

それでは次のバトンを託したいと思います。

私自身、日頃胃袋と心に安らぎを貰っているcircus藍さんへ。
藍さん、宜しくお願いします‼

最後まで読んで頂きありがとうございました。


松永若菜(まつながわかな)

岐阜県出身。洋服の専門学校で東京に出て8年程アパレル業界を経て、リゾートバイトがきっかけで2014年に石垣島に移住。2019年に現ちどりあしをオープン。日本酒と本と猫と散歩が好きです。

この記事が参加している募集

レシピでつくってみた

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?