まる@毎日ノート更新チャレンジ中

もの書きになりたい。文筆家になりたい。ノートで練習をしています。 なわとびが趣味→イン…

まる@毎日ノート更新チャレンジ中

もの書きになりたい。文筆家になりたい。ノートで練習をしています。 なわとびが趣味→インスタグラムもやっています。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介「私はこんなやつ」

こんばんは まるです。 現在はスコットランドに家族4人+ワンコと暮らしています。 私がスコットランドに住むことになった経緯、ノートをはじめた目的について書こうと思います。 話は過去にさかのぼります。どうか最後までお付き合いくださいませ。 出会って5ヶ月後に結婚式をあげる池袋東口交差点で信号待ちをしている時、バグパイプで演奏中のスコットランド人と出会い、5ヶ月後に電撃結婚しました。 誰もがびっくり。私もまさか自分が結婚できるとは思っていませんでした。自分は少しへんな人間

    • ハウスクリーニング|Aさんの家

      ハウスクリーニング駆け出しの頃のおはなしです。掃除をお願いしてくる人にはさまざまな事情があり、掃除は大変だったけど、人生いろいろでおもしろいなあ、良い経験をしたなあと今でも思っています。 ハウスクリーニングをはじめた頃の話はこの記事に書いています。↓ Aさんの家はザ・金持ちエリアにある3階建てのお屋敷でした。 白髪まじりで気品が漂う紳士Aさんは自分のデスクの上を忙しそうに片付けながら、私に言った。 「先週フランスに行くことが決まりました。本当に急な話で、僕も困惑していま

      • 言葉がわかる犬の話

        うちの麦は毎晩、私の隣に寝る。夫のことが大好きなくせに私の隣にぴったり身体を寄せて寝る。 夫が右側、私が真ん中、麦が左。川の字で寝る私たち。真ん中の私はときどき、窮屈に感じる。身体を大の字にして寝てみたい。 娘が久しぶりにマンチェスターからエジンバラに帰ってきた。リビングで淹れたてのコーヒーを飲みながら、私は娘に言った。 「麦がね。私の横でぴったり寝るからさ、たまにはゆったり寝てみたいのよ。だから、あなたがここに戻っている間は、麦と一緒に寝てくれる?」 娘はもちろんだ

        • 「われら闇より天を見る」を読んで|読書感想文

          われら闇より天を見るは数々の賞をとった作品です。 ・2021年ゴールド・ダガー受賞 ・2023年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位 ・2023年宝島社 海外編 このミステリーがすごい!第1位 ・2022年海外部門 週刊文春ミステリーベスト10で第1位 ・2023年ハヤカワミステリマガジン2023年1月号海外篇 今日はAmazon オーディブルで完読したわれら闇より天を見るの感想文です。 あらすじ舞台はアメリカ カリフォルニア州の海沿いの町ケープ・ヘブン。12歳の少女ダッチェ

        • 固定された記事

        自己紹介「私はこんなやつ」

          坂上忍のお母さんからお手紙もらった話

          中3だった私の推しは坂上忍だった。新宿ルイードで坂上忍のライブを見て以来、夢中になった。 ライブハウスに行ったのも初めての経験。そこは天井が低く、薄暗くて、タバコの匂いがする。なんだか悪い子になったみたいで高揚感があった。大音量のギター、ドラム。人の息遣いが間近に感じられるそのライブハウスでみた坂上忍はすっごくカッコよかった。 若い世代は想像もできないだろうけれど、あの頃の坂上忍はロックミュージシャンだったんだよ。 ロッテリアでせっせとバイトをしてお金を貯めては、坂上忍

          坂上忍のお母さんからお手紙もらった話

          一旦、退社。〜50歳からの独立日記|読書感想文

          おはようございます。まるです。 本日はAmazon オーディブルの読書感想文です。 +++++++++++++++++++++ TBSの売れっ子アナウンサーだった堀井美香さんは50歳になるタイミングでTBSを退社することを決意する。退社する前の話から、退社後の話を堀井さんご自身がナレーターとなり、語りかけます。 +++++++++++++++++++++ こんな素敵な女性が世の中に存在しているのかと思うと、なんだか憎たらしい。お顔も綺麗、すらっとしてる。 アナウンサーだ

          一旦、退社。〜50歳からの独立日記|読書感想文

          ロンドンのおばけの話

          私は20代の頃、ロンドンでサリーという女性の大家さんの家の一部屋を借り、住んでいた時期があった。 3階建ての家で3階はサリーの部屋、2階に私の部屋、そして1階にはキッチンとリビングがあった。 その家は駅からも近く、素敵な家々が並んでいたし、内装も素敵で私はいいところを見つけたと喜んだ。 サリーは早く寝る人で、夜10時過ぎに帰宅すると、もう家は寝静まっていた。私はなるべく音を立てないよう、歯を磨いて、パジャマに着替えて寝床につくのが日課になっていった。 その家に住むよう

          スコットランド人と出会って5ヶ月後に結婚した話

          私が結婚することを伝えた時、友人たちはみな同じリアクションをとった。 少しだけへんな間があり 「-----。へえ、そうなんだ。ふーん」 驚きでもなく、感嘆でもない。みんな、どう答えてよいのか分からない感じ。とりあえず「へえ。そうなんだ。」そして 「おめでとう。よかったね」と付け加えた。 私を理解している数少ない友人たちは口を揃えて言った。 「でも、あなたらしいと思う」 私らしい?? らしさ、というのは実は本人がいちばん理解していないものかもしれない。 この結婚が

          スコットランド人と出会って5ヶ月後に結婚した話

          風邪をひいてしまった。頭がぼうっとしている。しばらくパソコンの前で文字を打ってみる。でもすすまない。文字が浮かんでこない。くやしい。

          風邪をひいてしまった。頭がぼうっとしている。しばらくパソコンの前で文字を打ってみる。でもすすまない。文字が浮かんでこない。くやしい。

          日本の日差しはキラキラしている

          こんばんは まるです。 今日は眼の検査に行ってきた。私の右目は過去に2回手術しているので、年に1度は自主的に検査してもらっている。 1度目は網膜剥離。2度目の手術は若年性白内障で眼内レンズが挿入されている。 だからなのか、右目で見える色と左目で見える色が異なる。 右目だけでみると寒色系、左目だけで見ると、暖色系と微妙に色が違ってみえる。 今日の検査で、その事を担当医に話した。 「眼内レンズから見える色は本当の色じゃないですよね?右目で見える色が本当の色ですか?」

          日本の日差しはキラキラしている

          母の認知症に気づいた時のこと

          私はスコットランド在住です。航空券を買うため、馬車馬のように働き、年に一度だけ日本に帰国をします。 母は達筆で、海外生活で何度も挫けそうになる私によく手紙を書いてくれました。80を過ぎた頃から、手紙の量が少しずつ減っていきました。 今なら、メールやLINEで連絡ができるし、手紙が減ったことを私は気にも止めていませんでした。 それからパンデミックになり、約4年ぶりに両親と再会。さらに小さくなった2人をぎゅっと抱きしめました。 帰国して数日後のことです。母が保険証を探して

          母の認知症に気づいた時のこと

          「さよなら絵梨」を読んで|マンガ感想文

          こんばんは まるです。 私が大好き、いや崇拝しているマンガ家、藤本タツキ先生の作品のひとつ「ルックバック」が劇場アニメ化、6月28日に公開されます。先日、YOUTUBE等で本予告が公開されたばかりです。 ルックバックを絶賛するファン達は劇場アニメ化に大喜び。もちろん私もそのひとり。でも、別の作品「さよなら絵梨」も最高に良い作品だと声を大にして伝えたい。 昭和生まれの私が「さよなら絵梨」の感想をひとことで表現すれば、シビれるです。 このマンガを読んだあとの余韻の長さとい

          「さよなら絵梨」を読んで|マンガ感想文

          主人公の成瀬をみんなが好きな理由「成瀬は天下を取りにいく」

          こんばんは まるです。 2024年本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りにゆく」のキャッチコピーは ”かつてなく最高の主人公現る!” です。 年齢を問わず、おおくの日本国民が主人公の成瀬あかりのファンになりましたね。 そこで、成瀬あかりをみんなが好きになった理由について考えてみました。 成瀬に魅力(好きになった)を感じたのは裏を返せば、自分には持っていないもの、自分が手に入れたいものではないでしょうか? 成瀬あかりの魅力をあげて、それに対して自分が欲していることを分

          主人公の成瀬をみんなが好きな理由「成瀬は天下を取りにいく」

          「ツバキ文具店」を読んで|読書感想文

          こんにちは まるです。 質問です。あなたはこの1ヶ月の間に知り合いからお手紙(封書)をもらいましたか? LINEのメッセージやGメールの着信音は鳴るのに、切手が貼られたお手紙をもらうこと、書くことが少なくなりましたよね。 ぶっちゃけ、年賀状のハガキだけっていう人も少なくないと思います。 ツバキ文具店は手紙の代書を請け負う鳩子のおはなし。 さまざまな人が、さまざまな理由で鳩子に手紙の代書をお願いします。 代書といっても、この小説では綺麗な字で手紙を書くという意味では

          「ツバキ文具店」を読んで|読書感想文

          読みたい本がみつかる|おすすめポッドキャスト|その1

          こんにちは まるです。 本を読みたいのに、自分が何を読みたいのか分からない時、ありませんか? 書店に足をはこんで、目についた本を手にとり最初の数ページを読んで決めることもあると思います。 私はポッドキャストの番組から、次に読みたい本を決めることが多いです。 今日はおすすめのポッドキャスト番組を紹介します。 おすすめのポッドキャスト番組真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室 バタやんさんご自身の心に、何かをのこしてくれた本を1冊紹介する番組です。 番組は、リスナーから

          読みたい本がみつかる|おすすめポッドキャスト|その1

          「水を縫う」を読んで|読書感想文

          こんにちは まるです。 さて、あなたは自分の行動に対して、他人の反応気になりますか? 〇〇したいけど、もうそんな歳じゃないし、とか。〇〇やってみたいけど、笑われそう、とか。 この小説は、自分の好きなことにまっすぐ向き合う高校1年生の清澄とその家族のお話。 読了後、すっきりした清々しい気持ちになりたい人におすすめです。 あらすじ高校1年生の清澄は、シングルマザーの母、74歳の祖母、もうすぐ結婚をする姉との4人暮らし。 清澄は手芸好き(特に刺繍)の男の子。学校でからか

          「水を縫う」を読んで|読書感想文