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感情と記憶の「密接な関係」

感情は、その人がそのときに「感じる」気持ち。気持ちは、「記憶」されることで「思い出」になる。どんなに素晴らしい体験や経験も、感情と一緒に記憶されなければ、「なかったこと」になってしまうのだ。

「ああ、幸せだなぁ」
「いま、最高の時間を味わっているかも…… 」
「なんて、キレイな景色なんだろう」

そうやって「感じる」ことで自分の気持ちを自覚したら、「スマホで写真を撮るように」そのときの気持ちを「覚える」ようにする。
じっくりと、味わうのだ。

実際の「体験」はもちろん。学習や読書などで得た、あらゆる「経験」は、記憶によってその人に定着し、その人の思考を形づくる。経験が記憶されるときは、必ず感情が働いている。

「あのひと言は、本当に嬉しかった」
「キツかったけれど、やり遂げることができた」
「あのときは、上司を殴りたいほど悔しかった」

「できごとに伴う感情」は、記憶を呼び戻すときのスイッチだ。じっくりと味わって「覚えた気持ち」は、記憶を引き出す「感情スイッチ」になる。

良い記憶は、そのときの感情と一緒に「感動」や 「自信」に変わる。
悪い記憶は、刻まれた感情と供に「立ち上がるエネルギー」となる。
感情は、ポジティブなものでもネガティブなものでも、どちらも大切なのだ。

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