「評価」しても幸せにならない
「評価」とは、どれほどの価値があるかを判断する作業。とても気が重くなる作業なのに、進んで評価する人は珍しくない。人は、自分や他人を評価するのが大好き。上から目線の「ラベルづけ」は優越感をくすぐるし、「分かった気」になって安心する。
「評価」といっても、明確な基準があるわけではない。相手の意見や立場はかまわずに「自分の考え」を唯一の基準として「判断」する。実態は「評価」ではなく、「決めつけ」や「思い込み」に近い。
よせばいいのに、わざわざ自分に自己否定のレッテルを貼る人がいる。
「どうせ自分なんか」
「また失敗するに決まってる」
「自分には能力がない」
「自分は○○な性格だから」
そうかと思えば「自分は絶対に正しい」と、思い込む人がいる。自己主張に熱心で人の意見を聞かず、人に意見されると逆上する。
すぐに「あの人キライ、苦手」と決めつけて、ラベル付けをする人も多い。よけいな評価などせずに、そっとしておけばいいのに。自分にとって「嫌いで苦手な人」を、勝手にこしらえる。
大切だから、2回言う。
・自分や他人を、「評価」して「決めつけ」ても、誰も幸せにならない
・自分や他人を、「評価」して「決めつけ」ても、誰も幸せにならない
「決めつける習慣」を手放すためには……
まず、自分が「決めつけている」瞬間に気づくのだ。
「今日はついてない」
「失敗したかも」
「あの人嫌い」
「自分はダメだなぁ」
そうやって「評価」して「決めつけ」ても、何の役に立たないどころか自分を苦しめるだけ。ムダな習慣でしかない。
まずは気づいて「ん?また決めつけそうになってるぞ!」と、自分にサインを送るんだ。
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