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子どもから暴言を受けた親が「自分を責めてはいけない」理由

親として思春期の子どもから、暴言を受けるのはツラい。そして、暴言を吐くわが子を見て「自分を責めて」しまう。しかし、自分を責めてはいけないのだ。暴言への「最初の対応」は、自分を責めてはいけない理由の「理解」からはじまる……。

(1)自分を責めても何も変わらない
子どもから暴言を受けると、ほとんどの親は「私の育て方の“どこが”いけなかったのだろう?」と、自分を責める。あなたも、そうだと思う。

「自分を責める」とは、「理想の自分」が「現実の自分」を責めている状態。でも「理想の自分」など、どこにもない。自分は“ひとつ”しかないので、「自分を責めても」、何も変わらないし、誰も幸せにならない。

(2)そもそも「あなたは悪くない」
「自分を責めてはいけない」理由は、「責めても意味がない」からだけではない。そもそも「あなたは悪くない」のだ。「暴言吐くのは順調に成長した結果」なんて言いたいわけではない。

思春期の子どもが、親に暴言を吐くのは決して珍しくはない。これまでの子育てが上手くいっていたとしても、普通に「起こりえる現象」。いわば、病気。子どもが病気になったからと言って、「あなたは悪くない」。

(3)「理解」は希望である
「理解」とは、「他の考えを知る」こと。子どもから暴言を受けて頭の中が真っ白になってしまった人は「他の考え」に気づかない。「自分を責めても何も変わらない」「私は悪くない」とは、考えないのだ。

知ると、それだけでモヤモヤが少し晴れる。少なからずラクになれる。自分を責めていた気持ちから解放される。さらに、暴言に「どう対応すればいいのか」改善策を考える前向きな気持ちにもなれる。

・自分を責めても、意味はない。自分を責めても、何も変わらない
・子どもが暴言を吐いたからと言って、私が悪いわけじゃない

この2つが「ホントにその通りだ」と、思えたら「暴言への最初の対応」は完了だ。次のステップに進もう。

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