生成AIは破壊的イノベーションではない?・書籍『イノベーションのジレンマ』
こんにちは、Martinです。以下の記事がおもしろかったので、生成AIと破壊的イノベーションについてちょっと考えてみました。ついでに、この記事で登場する理論の元の有名な本『イノベーションのジレンマ』もさらっと読んでみました。
・AI スタートアップには新しい戦略が必要
Q:この記事には何が書かれている?
・イノベーション理論の原著
なおこの本はどちらかというと、スタートアップ向けと言うよりスタートアップにやられたくない大企業の人向けの本になっています。
そもそも破壊的イノベーションとは?
最初は性能が低いうえに小さな市場でしか使われていないのでそれこそ大企業の人は気にもとめないですが、気づいたら性能がアップしていて主要市場でも勝てるようになる、というのが破壊的イノベーションの流れのようです。
破壊的イノベーションに当てはまる製品は、ほとんどの人は無視しますが、一部の顧客には非常にありがたい製品で、着実に求められて使われるということです。
生成AIと破壊的イノベーション
一番最初に紹介した記事では、生成AIはスマートフォンやインターネットの破壊的イノベーションとは異なる性質を持つとされています。その理由の一つは、既に多くの大企業がこの技術を採用し始めており、市役所や大学の研究室などでもその導入が進んでいることが挙げられます。
これは従来の爆発的に発展するテクノロジーの傾向とは確かに違うように見えます。特に、大企業は表では言わなくても生成AIやGPTを速やかに業務へ統合しているとみられます。これは従来のイノベーションが開拓してきた新市場の創出というよりも、せいぜい既存の仕組みへの一つの手段として位置づけられているのではないでしょうか。
ただ今後、LLMの性能がもっともっと上がるので、あるところまでいくと、だいぶ上記のこととは話が変わるとは予想しています。まずはGPT-5待ちというところでしょうか。現在は混んできたせいか性能が落ちたClaude 3 Opusも初期は相当すごかったので、LLMの性能が上がるとできることが飛躍的に増えるのは間違いないです。
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