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遂に臨地実習が終わった!

今回の実習の目的は、より実践的な看護師の業務や動きを学ぶことと、それをまとめる管理者の役割について学ぶことの、大きく分けて2つだった。


目的の1つ目は、看護師のシャドーイング1日、シャドーイングと受け持ちさんへの看護の実践を行う1日の計2日間で構成されていた。2日間を通して、指導者さんが同じで、同じ行動をすることになった学生Aちゃんは、元々、わたしが少し苦手意識をもつ子だった。Aちゃんは、いかにも賢そうで、そして要領が良い。大学の講義でずっと隣だったBちゃんの仲良しの子で、話を盗み聞きする中だけでも(コラ!)、要領の良さが伝わってきた。


そして、実習当日。やはり、Aちゃんは頭が良かった。看護師さんと話をするときもとても積極的に発言し、バイタルサインを測定するのもとても効率的、看護師さんへの報告もとても的確であった。

実践の日を迎えた。
Aちゃんが優秀すぎて、何もできない自分と比較して、看護師さんの求めることを的確に行い、自分から動けるAちゃんをみて、最初は劣等感を抱かざるを得なかった。それと同時に、学習が足りないことを実感し、自分を責めた。



2日目に休憩時間が同じになり、はじめて2人でゆっくりお話しした。午前中、わたしの受け持ちさんのケアが多かったのだが、ほんとうにAちゃんに沢山フォローしてもらっていたので、「すごいね、ありがとう、わたし何もできなくて、行動も遅くて、Aちゃんの行動をみてこれしなくちゃ!って気付かされたことが沢山あったよ」と言うと、意外な言葉が返ってきた。

「いやいや、わたしもm.ちゃんの動きみて気づいたことが沢山あったよ。自分は思ったことをすぐ言ったり動いたりしてあとで気づくことが多かったりするから、ちゃんと考えて動けるのすごいと思う」

緊張してあたふたしているのはわたしばかりなんじゃないかと思っていたわたしは、完璧だと思っていたAちゃんにも、同じような思いを抱えていたことに親近感を覚え、同時に、わたしたちペア組んだら最強じゃない?と伝えると、ほんとにね、ペアでやりたいねと笑ってくれた。


あれほど苦手だと思っていたAちゃんだったけど、少し近づけた気がした。





少しとんで、1週間の実習最終日。グループワークのあと、全体で学びの発表があった。
パソコンに打ち込む作業を変わってくれたAちゃんだったが、ほとんどわたしたちの意見が通らなくなった(賢いので全てAちゃんの言葉や考え方に変換される)。



やっぱりAちゃんは苦手だった。
看護学生生活最後の実習、なんとまたまた同じ実習である。


がんばろう.....

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