火傷と涙💧

なんでこんなタイトルかって？
この日を象徴する出来事だからだよ^_^

1月下旬、いつものように何気なくインスタを見ていると、憧れの屋台のようなおでん🍢、発見。

行くしかない、、！と思った時に頭に思い浮かんだのは仲良しのちいちゃん。

ちいちゃんは、本当にあたたかい心をもっていて、一緒にいるだけで心が穏やかになる、そんな人。
そしてわたしがフィルムカメラにハマるきっかけになった人。

レトロな雰囲気やモノが好きなわたしたちだけど、ちいちゃんは韓国だいすきで、大のKPOPファン。一方で、わたしは大の邦ロック、邦楽ファン。音楽の趣味は全く違うし、最近は韓国ドラマ離れしてきていて、感想を言い合ったりもできず、自分でも少しさみしい。
違うところの方が多いような気もするけれど、一緒にいてとても落ち着く存在。
ちいちゃんのやってみようとする姿勢がだいすきだし、尊敬するし、たまに、、？結構、、？出る、ちいちゃんワールドがちょっぴり不思議でだいすきだ。
わたしが今、自分の進路に突き進めているのは、ちいちゃんが応援してくれて、急に誘っちゃう息抜きに付き合ってくれるのも大きいと思う。

ちいちゃんの魅力については(とても伝えきれないし人に伝えてしまうのは惜しいので)この辺りにして、本題にはいる。

おでん🍢のお店に行きたいと言い、日にちを決めるのに予定を確認する！と散々待たせたのにも関わらず、予約するね！とちゃちゃっと予約してくれたちいちゃん。当日、お店までの道案内までしてくれるちいちゃん。できた女すぎて頭が下がりました....。

いざお店に行くと、なんだが陽気なスタッフさんがお出迎えをしてくださいました。「っおん待ちしておりました〜👏🏻」っていう感じ。とてもうれしい。

オーダーを取ってくれたお姉さんはおそらく新人さん。後ろに店主さんがついていて、優しく教えていた。こんな人がわたしのバイト先にもいたらなあ〜なんてホッコリしながら注文をした。

次々と出てくる料理はどれもとても美味しくて、斬新で、優しくて愛の籠った味がした。

染み沁み〜なおでんにお酒に合うアボカド🥑

名物、鶏しゅうまい

絶品つくね串とトマト🍅(名前を忘れるという失態)

フォルムが可愛いトマト🍅

追いサワーまでしてなんだかいつもより酔ってしまったわたしたち。多分だけどわたしもちいちゃんも酔うとテンションが高くなってニッコニコになる。そんなニッコニコちいちゃんが最高に可愛いので、ちいちゃんとの飲みはやめられない。これからも定期的に続けていきたい所存である。

さあそろそろ次行くか〜となったその時、グラスを倒した。そしたら割れた。あっけないグラスの終わりに驚いた(言い方)。
2人で動揺してる間に、調理で忙しいはずの店主さんがすっ飛んで「大丈夫ですか？！」と来てくれた。
あまりの速さにまた驚いた。
おしぼりを沢山持ってきてくれていた店主さん。拭きながら濡れてない？！大丈夫？！ってわたしたちの心配ばかりしてくれた。とっても良い人。

拭いてくれている間、ちいちゃんは“今言うのも変なんですけど...”と言う前置きをして、料理がすごく美味しかったことを伝えた。「うん、変やねえ！でも、ありがとうございます！」と店主さん、笑っていた。

なんて素敵な空間なんだろう。
こんな平和な時間がずっと続いてほしいと思った。

それからわたしたちはお店のインスタをフォローして、記憶の中のお気に入りのお店に登録した。
ちいちゃんは手紙を書いていた。渡すのは照れくさいようで、テーブルに置いてきた。

是非、この感動が店主さんに伝わってほしいと思った。

店主さんに〜とどけっ🫴🏻

落ち着くように、と温かいお茶を淹れてくれた。
ほうじ茶だった。
いつもよりじーんと沁みる味だった。

落ち着いたのでお店を出ようとした。
お座敷だったので靴を取り出してレジへ向かおうとすると、店主さんがまたまた厨房から飛んできてくれた。
「いまからデザート出すとこだったのに！はい、戻ってもどって！」

？！？！？！

これにまたわたしたち驚き。なんでここまで良くしてくれるの？！こんなに優しくされていいの？！と思った。これからは一段と人に優しくしようと思う。

出てきたのはこの記事のサムネの写真にしている一皿。
甘くてあまくてしあわせだった。

ちいちゃんは店主さんの無限の優しさに涙していた。わたしは涙こそでなかったものの、しあわせで、熱が出ている時のように気持ちがふわふわしていた。

この時新しく淹れてくれたほうじ茶で、わたしは口の中を火傷した。少し酔いが覚めた気がした。
火傷した〜〜というと、ちいちゃんは泣きながら笑っていた。

帰りに店主さんと一緒に写真を撮ってもらった。
なぜか撮る側だと思っていた店主さんは、スリーショットだということに「私も？！」と驚いて、なんか照れますね、と笑っていた。
この日、このお店でわたしたちが1番しあわせだったと思う。

約1週間強が経過した今でも鮮明に思い出す。



あの日、このお店を紹介する投稿に出会えてよかった。
ちいちゃんに連絡してよかった。
ちいちゃんが予約してくれて、一緒に行ってくれてよかった。

人生は偶然の連続だと、だれかが言った。
わたしはこの偶然が積み重なっていく人生がだいすきだ。

その日、店主さんは名刺をきらしていたらしい。
次こそもらおう！と意気込んで、わたしたちはお店を後にした。ドアを出るまで、店主さんはお辞儀をしたり、手を振って送り出してくれた。

すっかり、そのお店の虜になりましたとさ。

fin.

m.