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君がのこした爪跡


君がのこした爪痕は大きかった。


大き過ぎた。


だけど、最後は、花が散ってかなしい思い出になる前に、わたしが、わたしの手で根こそぎ抜き取ったのだ。


これでしあわせなまま終われるだろう。



だけど、たまにあがるきみのストーリーをみては、元気かなあ、今なにして、なにをみて、なにをして胸を踊らせて生きているのかなあ、なんて想像してしまうよ。



どうか元気で、健康で、花道だけを歩いてほしい。

いつか、またどこかで「久しぶり」って言ってくれる日がくればいいな。


m.

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