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[抒情詩] 季節

一年の内で人間は。

見慣れた異なる景色を。

四度見ることができる。

それを四度見れるのだ。

移り行くものは必ず。

変わらなぬ何かを包含している。

それは四季から明らかである。

おおよそ感じ取れるものは。

それとは実のところ。

変わらぬものである。

いやそれだけではないが。

がしかし人間は。

変わらぬものを。

それを感じ取れるから。

それだから認識できるのだ。

流動物を。

だから季節は。

事実を必要としているのである。


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