「ポエム」 探求
時々疑問に思うのだが。
どうして僕は幸福になれないのか。
何時まで経っても。
どうして掴めぬものは掴めないのか。
それは、掴めないから掴めぬままなのか。
掴めていないものは本当に掴めていないのか。
思うに、求めていないわけではない。
掴もうとしていないわけではない。
いや、そのはずだ。
幸福への関心。
そもそものそれが僕の中に。
僕の恒久的探求の中に。
それは果たして本当に含まれているのか。
それは定かでない。
見つけられているのかいないのか。
定かでない。
がしかし本当のところ。
これこそが疑問の正体なのだが。
僕は「異常にこだわりが強い」ということ。
これが僕を煩わしている。
このことが疑問を生み僕を煩わしている。
そして、それは「我が探求とは何たるか」と。
人間一般における探求。
すなわち、僕を含む人間一般のそれ。
それと我が探求とが攻防して。
引き付け合って。
主張し合って。
和解して。
でもまた争って。
そうして僕は。
こだわりの強い僕は。
疑問を抱いているのであった。
そして実のところ、「恐怖」というのは。
暗闇の中で迷うこと。
すなわち、五里霧中である状態。
その状態を「恐怖」というのである。
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