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阪神甲子園ドーム球場はいかが

もう無理なのはわかっている。
なんと言ったって、沸騰しているのだ。
こんな地球の真夏の灼熱地獄のなかで、野球なんて、やる方も、やらせる方も、見る方も、どうかしている。
そのうちに死者がでるぞ。
そんな警告もちらほら、いやさかんに目にする。

では、季節を変えるのは。
しかし、5月や6月では、センバツと近すぎる。
9月や10月では、授業を休ませることに反対意見も出るだろう。
冬休みでは、寒すぎる。
それに、3年生は進路にも影響が出るし、ドラフトも終わっている。

時間帯を変えるのはどうか。
午前中に2試合。
夕方から2試合。
そうなると、運営側の負担が大きくなる。
午前中といったって、ここのところ、10時までに30度を超えてしまう気温だ。

球場を甲子園にこだわらず、他のドーム球場に変えてみては。
もし使用できるのならば、これがいちばん現実的な感じがする。
近くでは、京セラドームもある。
いや、そうなれば関西である必要もなくなる。
東京ドームでも、バンテリンドームでもいいじゃないか。
が、しかしだ。

高校野球ファンとしては、やはり、甲子園でないとだめなのだ。
あの蔦、あのバックスクリーン、あのアルプススタンド、あの銀傘、あの芝生、あの黒い土。
そして、あの青空。
時には、雨もドラマを生む。
それは、球場たちも同じ気持ちではないだろうか。
それは、ビートルズファンにとって、横断歩道は、あのアビー通りの横断歩道でないといけない、それと同じだ。

これは、ファンでなければわかってもらえないかもしれない。
甲子園に足を運ぶ人にしかわかってもらえないかもしれない。
かつて甲子園に憧れ、甲子園を目指した人にしかわかってもらえないかもしれない。
もちろん、わかっている。
わたしはファンだけど、甲子園に足繁くかよっているけど、そんな考えは古い、彼らは高校生なのです。
そう言われるだろう。
そうだ。
こんな考えは、古い。
自分の価値観を押し付けるパワハラ上司とおなじだ。

そこで、僕は考えた。
甲子園をドームで覆ってしまうのだ。
じゃあ、あの青空はどうするのかって?
いやいや、ご心配なく。
透明なドームで覆うのだ。
既に、透明なドーム型の家屋もあるようだし、技術的には可能ではないだろうか。
もちろん、中が温室状態になっては大変だ。
選手も観客もバターになってしまう。
そこは、太陽熱を遮断する特殊なガラスを使用する。
そんなガラスあるのかって?
あるでしょう。
知らんけど。
汚れが目立つだろうが、そこはお掃除ロボットに活躍するしてもらえばいい。
こうすれば、日程にもズレはなくなる。
もう、一発解決だ。
阪神甲子園透明ドーム。
世界初のスケルトン球場。
一見、ドームがあることすらわからない透明感。
でも、空調、温度調節、バッチリだ。
もし、クラウドファンディングで資金を集めるのなら、少しくらいなら僕も協力する。
大切な高校野球のためだ。

この記事を書いている時に、こんなニュースが目に入った。

要するに、
・甲子園での2時間、3時間の試合よりも、夏休みに朝から晩まで練習してるほうがしんどいわ。
・試合なんて、半分ベンチに座ってられる。楽なもんや。
・選手に聞いてみろ。甲子園に出て、試合して、しんどいか?いや、うれしいやろ。
・京セラドームの土持って帰ってうれしいか。
・いちばんしんどいのは、アルプスで応援してるひとたちや。
・もう黙っとけ。

ついつい、おじさんたちは同意してしまう。
加えて言うなら、審判の皆さんも、立ちっぱなし。
里崎氏は、あえての問題提起をされたのだろうが、僕の計画なら、アルプスの問題もたちまち解決だ。

明日は、いよいよ開会式。
声出し応援も解禁になった。
選手の皆さんには、ケガなく頑張ってほしい。

そうだ、政治家の皆さん、高校生の野球です。
阪神甲子園透明ドーム化計画、子育て支援の一環にはならないでしょうか。
あかんか。

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