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2極化を促すマスコミ

ゴールデンウィークも明日から後半。
今年は、まず4月27日から29日の3日間。
そして、5月3日から6日までの4日間の前半と後半に分かれている。
現状起こり得る最大の、間に3日間の平日が挟まっている。
もちろん、あくまでもカレンダー通りに休める人の話で、そんな人のお出かけをお迎えするサービス業の人たちは、どんな形でも、ゴールデンウィークなんて関係ない。
本当にいつも思うのだけれども、みんなが楽しんでいる、その陰には、安全に楽しませてくれている人がいるわけで、そのことに少しでも思いを馳せてほし。
そうすれば、カスハラなんかは起こらないと思うのだけれども。

さて、そんな今年のゴールデンウィークだが、始まる前に、こんなことを見聞きした人も多いはずだ。
「今年は、平日の3日間を休みにすると10連休です」
そこから、ゴールデンウィークは10日間休めることがあたりまえのように、旅行やグルメの案内が始まる。
そして、それを見る休めない人たちは思うわけだ。
「そうなのか。世の中のみんなは10連休があたりまえなんだな。だから、こんな特集も組んでいるわけだ。それに比べて、俺の会社は…」
僕は、今はもう世間で言うところのリタイアしているので、何とも思わないが、現役の頃なら、そう考えたに違いない。

それで、いいなあと思っているだけなら問題はない。
しかし、そこから、
「何でこいつらばっかり、いいめしてやがるんだ」
と、ルサンチマンを抱く人も出てくることは、容易に想像できる。

調べてみると、どのデータを見ても、今年10連休を取れる人は、だいたい20%弱だ。
ある意味、見事にパレートの法則に合致しているわけだけれども、これを多いと見るか、少ないと見るかは、その人次第だ。
しかし、マスコミが煽って、わざわざ視聴者にルサンチマンを抱かせるほどの数字でもない。
マスコミが、この20%の人を相手にしていますと言うことなら話は別だが。

最近のマスコミ、特にテレビは、「あなた以外はみんな幸せ」そんな内容ばかりに思えるのは、僕の考えすぎだろうか。

まあ、僕の場合はどこに行っても、結局は、家がいちばんとなるので、気にもならない。
混雑する空港や駅、渋滞する道路、人しか見えない観光地、そんな映像を、どてーと寝転んで、ぼりぼりお尻をかきながら、眺めてすごす。

※こんなことを書きながら、明日は妻と、京都のとある所にお出かけの予定です。気が向けば記事にします。

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