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通訳案内士試験(二次)その2

今回は、通訳案内士試験に関する、ちょっとした失敗談というかハプニングの紹介(?)を。


道に迷う


私は、たぶん方向オンチだ。
初めて行く場所にはGoogle Mapが欠かせないし、
何ならGoogle Mapを使っても反対方向に歩くこともある。
だから、試験会場には早すぎるくらい早く行く。
今回も、電車が少し遅れたのに30分くらい前には到着した。
受付を済ませて待機場所の教室に入ると、一番乗りだった。
さて、混む前にトイレに行っておこう、と教室を出た。
受付のために並ぶ多くの受験生の脇をすり抜け、
無事にトイレに到着。
(今回、会場が外国語系の専門学校だったせいか
女子トイレはたくさんありました。
男子トイレは少ないというウワサ)
来た道を戻り、待機室に戻ろうとすると、係の人に
「あの、そちらの教室ですよ」
と言われた。
受付後には番号の書かれた札を首から下げているのだけど(番号ごとに教室が分かれてる)
私は向かいの教室に入ろうとしていたらしい。
我ながら、どれだけ方向オンチなんだ?

そこで変顔??


さて1回の教室移動を経て、いざ試験室の前へ。
前回英語で受けた時は、他の受験者が見えないような配置で椅子に座らされたのだけど。
今回は施設の都合か、
そこにいるのはそれぞれ別の言語で受験する人だからか、
広いスペースを挟んで他の受験者が見えていた。
もちろん怪しい動きがないように、
しっかり係員が間に入って見張っていたのだけど。
緊張のせいか
顔がこわばっているのが自分でも分かった。
これじゃ不慣れなスペイン語はうまく話せないな、と
口を動かしたりほっぺたを膨らませたり、
あらゆる手段で顔の筋肉と緊張をほぐそうとした。
…たぶん、向かいにいたおじさんからは見えてましたよね。
ビックリさせてたら、ごめんなさい。

紙がない!


試験室に入ると、横の椅子に荷物を置いて座るよう指示される。
そして机の上には紙とペンが…
ん??紙がない。
あれ?筆記用具は持参していいって書いてあったけど
(備え付けのものを使ってもいいと書いてあった)
紙も持参するんだったか??
やや不安を抱えたまま、試験がスタート。
外国人試験官が3つのテーマが書かれた紙を持ってきてくれたのだけど、
メモ用の紙はないまま。
こうなったら説明の後に、この紙に書いちゃっていいですか?って聞こう。
そう決心していたら、日本人試験官が、
「準備する時間は30秒です。その際、備え付けの紙にメモを…あっ!失礼しました!」
と気づいてくれた。
今回、紙は1枚しか置かれないシステムだったようだ。
(去年は5枚くらい重ねて置いてあり、使った分を試験官が回収してたと思う)
回収はしたけど、補充し忘れたのね。

これに関しては、ちょっと思い当たる点もあって。
昨年の試験の時、
プレゼンの段階で大きくメモを取りすぎてしまい、
通訳の前に
「紙、もう1枚使ってもいいですか?」
と聞いて試験を中断させてしまったのだ。
だから今年は、1枚しか置かれなかったし、
指示でも
「同じ紙にメモを取っても構いません」と言われたのかもしれない。

ドアが開かない


何だかんだあったけど、試験は無事終了。
最後に「よい1日を」を挨拶したら、
予想以上の反応が返ってきて、ちょっと驚いた。
(早口だったので聞き取りが微妙だけど
「ありがとう。優しいね。君もよい1日を」的な。)
こちらが嬉しくなってしまい、
お礼とさようならの挨拶をして、
いざ帰ろうと思ったら、ドアが開かない。
鍵がかかってるのかな?と試験官を見たら、
開いてるというようなジェスチャー。
でも一生懸命ひっぱっても開かない。
やがて外国人試験官が「Empuja」と言った。
いや、でも開かないんだけど・・・
ん?empuja?
empujarって「押す」だよね?
押してみたら、あっさり開いた(笑)
恥ずかしい~。
「あはは」と笑いながら部屋を出る羽目に。
これだけが原因で落ちることはないと思うけど、
かなりの「そそっかしい人」アピールだったのではないかと。

以上、今年の試験・ハプニング編でした。
まだ結果はしばらく分からないけど、
「あ、こんなに失敗した人いるんだ?私はかなりマシだな」
などと思っていただければ幸いです。
(ついでに、こいつも受からせてやってくれ、と
神様的な何かに祈ってくれるともっと幸いです。)

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