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言霊とやらを検証してみた

以前勤めていた会社での話。
その頃の私は、【それは本当なのか】と、なんでも検証することにハマっていました。
これはその内の一つ、言霊についての検証です。



その頃読んだ本には、こんなことが書いてありました

愚痴や文句ばかり言ってる人には、また愚痴や文句を言いたくなる出来事がやって来る。 

本当かどうか、正直半信半疑でしたが、ちょうど良い検証対象が居たため、併せて言霊というものについても検証することにました。
何故なら私は言霊と言うものを、あまり信じていなかったからです。


★検証の観察対象は、会社の先輩お姉さま方2名


 
お姉さま①
常にブツブツと、独り言のように、愚痴や文句ばかり言ってる人です。 
  
お姉様②
ちょうどその頃、病気になりたいとよく言っている人でした。


 

お姉さま①


毎日愚痴や文句を言い続けているさまを観察をしていると、なるほど、次から次へと仕事でミスが続きます。
思うような仕事ができないので、当然愚痴や文句も止まりません。
その繰り返しがミスのループとなり、そこからはスピードがどんどん加速していきます。
最後はもう、完全に雪だるま方式です。

止まらない愚痴や文句→見るも無残。
ここまではあっと言う間でした。
他のお姉さま達が少しづつ、少しづつですが距離を取り始めます。 
もちろん最初は皆さま手を差し伸べ、助け合っていました。
でもここまでくると、関わることが怖くなったのでしょう。

 
最後は完全に処理能力を大幅に超え、もはや文句すら言えない程に無残な状況。
結局、周りもフォローどころかかける言葉すらも見つからず、どう接していいやら・・・。
そこへ社長からの圧もあり、自主的に退職されることになりました。

検証を始めた時は、退職という形で愚痴や文句が止まるなどとは、正直全く思っていませんでした。
本を読んで直ぐに検証し始めた私は、この展開の速さに怖さを感じたほどでした。
 

 
 

お姉さま②


このお姉さまは、連日病気になりたいと言っていました。
え~ほんま~?と思われるでしょうけど、本当です。


「たまには病気してみたいわぁ〜、本当よ?病気になってみたいものだわぁ〜」と…。

私が「なんでですか?病気なんてならい方がいいじゃないですか」と言うと

お姉さま②は「いえ!なってみたいの!ほんとにほんとになってみたいの」
と、きっぱりと力強く仰せになられました。



そんなある日の朝

出勤して来たお姉さま②を見て、私は目ん玉飛び出そうな程びっくりしました。 
何故ならお姉様②が、真っ黄っ黄だったからです。
ほんとにほんとに、真っ黄色。


黄色い人間、見た事ある?大袈裟な表現じゃないよ。
まるで絵の具で塗り潰したかのようで、声が出そうな程驚いた。

 
けど朝の挨拶を交わす際、他の誰もなんの反応も見せず、なにも言わない。
え?なんで?私の目がおかしいのか?と戸惑い、一旦ここはのみ込むことに。

その後も、何度もお姉さま②を盗み見ては、黄色さにビビる私。

 
 
お昼休みに入る前、私はたまらずお姉様②に声をかけた。
「私ね、朝からずっと気になってるんですけど・・・」
「〇〇さん、今日めっっっちゃ黄色いですよ?」
  
お姉さま②
「えぇっ⁉ あぁ・・そうなの、なんだかすっごく体調悪いのよ」

翌日、お姉さま②が緊急入院されたと会社に連絡が入りました… 

 
これは私が観察をし始めてから、ほんとうにあっと言う間に起こった事です。 


ワンツーお姉さま達… お元気にされてらっしゃいますでしょうか。
お姉さま方に、身をもって教えていただいた事は、今も私の胸にしっかりと刻まれております。
どうかどうか、お元気で。



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こちらで人生の振り返りを少しづつ書いていますので、もし良ければ覗いてみて下さい↓



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