杉田・スティーベンソン・真理子|for Cities

一般社団法人for Cities共同代表。"都市"を扱うデザイナー…

杉田・スティーベンソン・真理子|for Cities

一般社団法人for Cities共同代表。"都市"を扱うデザイナー、リサーチャー。都市デザイン、街づくり、建築関係の企画・ディレクション、場づくりなど。世界の都市の事例を研究しに、一年の半分くらいは海外にいます。各種リンク👉https://is.gd/Fz50Df

マガジン

  • 都市に関する活動記録

    「都市」をテーマに編集者・ライター・リサーチャー・キュレーターとしての活動の記録と、都市・建築・まちづくり分野で面白いと思ったトピックについてざっくばらんに書き溜めます。

  • アフリカのスマートシティ開発

    アフリカの各都市に滞在しながら各国の都市・建築・まちづくり分野で活動を行う現地のイニシアティブを訪ね歩く筆者が、アフリカ各国で進行中のスマートシティ開発や、都市での生活前半について学んだことの忘備録。

  • 海外リモート生活忘備録・アドバイス

    東京でのフルタイムの仕事を辞めて独立してから、アメリカ→カナダ→メキシコ→南米→日本(京都)→ヨーロッパを夫婦で移動しながら働くリモートワーカーの忘備録とアドバイス。

ストア

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    Asian Foodlore Magazine / アジアの食と物語

    アジア山岳民族の村を尋ね歩き、保存食や植物利用の知恵を学ぶ里山文庫とともに制作した、アジア各地の伝統的な食に関するさまざまな記事を集めた冊子。-------ステートメントタピオカを食べたことはあっても、原料であるキャツサバの存在を知っている人はどれだけいるだろうか。スーパーに綺麗に並べられた野菜よりも、いびつな在来野菜の方が豊かな味があることを、どれだけの人が実感したことがあるだろうか。私たちが口にするものの一つ一つには物語がある。食べ物はどこから来るのか、どういう人たちが育て、どういう思いで受け継いできたのか。食べ物は国境を越える共通言語であり、その伝統と文化をを現代に活かす取り組みは、私たちの普段の暮らしやライフスタイルをとらえ直すヒントになるはずだ。農薬や化学肥料を使わずに食べ物を生産する知恵、目に見えない菌を利用した保存食、野のものを暮らしに取り入れる姿勢、農村部の集落で受け継がれるそれらは、過疎化、都市化、生活の西欧化のながれで担い手を失いつつある。手間暇がかかるから、収入に見合わないからといった理由で見捨てられてきたものを改めて学び、現代の暮らしに合った形で残していきたい。ーーーー目次3月 啓蟄&春分「野草文化」幸せの国ブータンの食文化と植物の知恵韓国のスローシティーと薬草の食卓台湾の薬草文化を知る旅4月 清明&穀雨「お茶がつなぐコミュニティ」お茶を食べる「壁のないミュージアム」 武夷山岩茶農家の住みびらき宇治茶農家の食卓と、食べて美味しい「てん茶」の秘密スイーツから覗くアジア台湾の文化多様性とお菓子 フランス菓子と台湾菓子のユニークな繋がりを深掘る5月 立夏小満「麦の辿る道」パンの文化人類学中国の麦と食文化概論6月 芒種&夏至「漬ける文化」台湾好きなら知っておきたい、「梅乾菜」「菜脯」「台湾茶梅」 伝統的な知恵を、都会の暮らしに取り入れる発酵食としてのチョコレート / 台湾・屏東県の訪問記7月 小暑&大暑「香辛料」東西文化の交差点に見るスパイスと生薬パクチー専門家に聞く、葉、花、種、茎、根っこの美味しい楽しみ方地球の裏側からやってきた唐辛子が変えた食文化8月 立秋&処暑「アジアの発酵」米の発酵食品:黄麹、紅麹、黒麹取り扱い説明書豆の発酵食品:納豆、テンペ、腐乳麹を使わずつくる、南部玉味噌発酵する東アジアの3日間みやもと糀店×ヤスダ屋×里山文庫「豆を使った発酵食品」風土に根付く味噌のテロワール発酵する薬用酒が、現代インド人にもたらす効能9月 白露&秋分「忘れられた穀物:雑穀」台湾の粟と紅藜を訪ねて日々の生活に雑穀を。“雑穀クリエイター”という仕事対馬の「せんだんご」に学ぶ、テマヒマかけることの意義10月 寒露&霜降「精進料理と菜食」フレンチシェフの僧侶に学ぶ精進料理植物に耳を傾けるということ。福島県・昭和村のからむしから学ぶ、植物と寄り添う暮らし大文字山を、鴨川を食べる11月 立冬&小雪「食品加工の知恵」琉球の薬草とぬちぐすいに触れる旅極寒でじっくり燻される鮭の「冷燻」12月 大雪&冬至「酒」ブータンと台湾原住民のどぶろく客家の燻酒と韓国の薬酒1月 小寒&大寒「世界のキッチン」ヒマラヤ地域で見つけた、オフグリッドなキッチンと道具旅でたどり着ける、一番遠い場所。建築家・デザイナーの齋藤名穂さんと歩く、南インドのキッチン日本・台湾・韓国・香港の作家60名が描く、お気に入りのアジアの食べ物『MY FAVORITE ASIAN FOOD』さいごにクレジット
    ¥2,500
    Traveling Circus of Urbanism
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    Things in my Pockets

    2022年頃からコツコツと書き、作りためてきた、さまざまな種類のパブリケーション&フリーペーパーの詰め合わせセット。以下のリストのなかから、ランダムな組み合わせでアイテムが封入されています。一つ一つ、内容物は異なります。AFRICAN ESSAYS / 2023
建築討論の連載「Afro-Urban-Futurism / 来るべきアフリカ諸都市のアーバニズムを読みとく」をベースに書き下ろした、アフリカ6カ国での体験をもとにしたエッセイ。縦書きで巻き物のような不思議なレイアウト。読みながら聞いてほしいプレイリストQR付き。グラフィックノベル2021年12月〜2022年8月まで行なっていたアフリカ滞在リサーチでの、パーソナルな体験や気づきを漫画風にまとめたもの。イラストは、エジプト人イラストレーターのMayar Salama。2025年春にカメルーンの出版社・Bakwa Magazineにて書籍化予定。
TRANSIT CITIES / 2023
ベネチア、テルアビブ、ニューデリ。合計54時間のフライトの乗り継ぎで、世界の3つの都市で12時間ずつ過ごすという謎の2日間を過ごした体験記。
How to stay cool in Ho Chi Minh City / 20231ヶ月ホーチミンの街中で観察した”涼むためのテク”を、現地のイラストレーターと印刷所と共に作った30部限定冊子。これから気候変動の関係でどんどん暑くなっていくであろう日本の街でも、参考にできるアイデアがあるかもしれない。フォトエッセイ「Still Not Myself」20232022年3月〜5月の2ヶ月間滞在したナイロビ。毎週金曜日に行っていたいきつけの音楽ベニュー「the Mist」で知り合ったキュレーターの女の子をモデル&案内人として採用し、治安が非常に悪いナイロビの中心地・CBD(Cenrtal Business District)を歩きながら撮影したもの。ひたすら誰かを尾行することで街を観察するSophie Calleの作品「Suite vénitienne」がインスピレーションとなった。アニマル・スケール・シティという視座2024年4月に公開されたDISTANCE mediaの記事「アニマル・スケール・シティという視座」を再編成したエッセイ。アニマルということで、ベトナムの古本屋で発見した馬の形の紙細工仕様。読み終わったら、切り取って馬にしてあげてほしい。Traveling Circus キット世界の都市をリサーチすることを生きがいとするライフスタイルに合わせて作った、スーツケースに入れてどこにでも持ち運べる、組み立て式のオリジナル展示モジュール紹介ペーパー。旅先で収集してきたものたちのリスト世界中の都市を訪ねるなかで見つけてきたもの、発掘したものなど、その街のカケラみたいなもの。石ころや、紙や、ガラクタなど、たわいもないもの。家と都市、巣のような存在スペインをロードトリップ中に見かけた、アリの巣を彷彿とさせる中世の集落をきっかけとした、「巣」としての都市や住まいの在り方に関するエッセイ

ほか、不定期で内容物が変わります。
    ¥2,500
    Traveling Circus of Urbanism
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    Asian Foodlore Magazine / アジアの食と物語

    アジア山岳民族の村を尋ね歩き、保存食や植物利用の知恵を学ぶ里山文庫とともに制作した、アジア各地の伝統的な食に関するさまざまな記事を集めた冊子。-------ステートメントタピオカを食べたことはあっても、原料であるキャツサバの存在を知っている人はどれだけいるだろうか。スーパーに綺麗に並べられた野菜よりも、いびつな在来野菜の方が豊かな味があることを、どれだけの人が実感したことがあるだろうか。私たちが口にするものの一つ一つには物語がある。食べ物はどこから来るのか、どういう人たちが育て、どういう思いで受け継いできたのか。食べ物は国境を越える共通言語であり、その伝統と文化をを現代に活かす取り組みは、私たちの普段の暮らしやライフスタイルをとらえ直すヒントになるはずだ。農薬や化学肥料を使わずに食べ物を生産する知恵、目に見えない菌を利用した保存食、野のものを暮らしに取り入れる姿勢、農村部の集落で受け継がれるそれらは、過疎化、都市化、生活の西欧化のながれで担い手を失いつつある。手間暇がかかるから、収入に見合わないからといった理由で見捨てられてきたものを改めて学び、現代の暮らしに合った形で残していきたい。ーーーー目次3月 啓蟄&春分「野草文化」幸せの国ブータンの食文化と植物の知恵韓国のスローシティーと薬草の食卓台湾の薬草文化を知る旅4月 清明&穀雨「お茶がつなぐコミュニティ」お茶を食べる「壁のないミュージアム」 武夷山岩茶農家の住みびらき宇治茶農家の食卓と、食べて美味しい「てん茶」の秘密スイーツから覗くアジア台湾の文化多様性とお菓子 フランス菓子と台湾菓子のユニークな繋がりを深掘る5月 立夏小満「麦の辿る道」パンの文化人類学中国の麦と食文化概論6月 芒種&夏至「漬ける文化」台湾好きなら知っておきたい、「梅乾菜」「菜脯」「台湾茶梅」 伝統的な知恵を、都会の暮らしに取り入れる発酵食としてのチョコレート / 台湾・屏東県の訪問記7月 小暑&大暑「香辛料」東西文化の交差点に見るスパイスと生薬パクチー専門家に聞く、葉、花、種、茎、根っこの美味しい楽しみ方地球の裏側からやってきた唐辛子が変えた食文化8月 立秋&処暑「アジアの発酵」米の発酵食品:黄麹、紅麹、黒麹取り扱い説明書豆の発酵食品:納豆、テンペ、腐乳麹を使わずつくる、南部玉味噌発酵する東アジアの3日間みやもと糀店×ヤスダ屋×里山文庫「豆を使った発酵食品」風土に根付く味噌のテロワール発酵する薬用酒が、現代インド人にもたらす効能9月 白露&秋分「忘れられた穀物:雑穀」台湾の粟と紅藜を訪ねて日々の生活に雑穀を。“雑穀クリエイター”という仕事対馬の「せんだんご」に学ぶ、テマヒマかけることの意義10月 寒露&霜降「精進料理と菜食」フレンチシェフの僧侶に学ぶ精進料理植物に耳を傾けるということ。福島県・昭和村のからむしから学ぶ、植物と寄り添う暮らし大文字山を、鴨川を食べる11月 立冬&小雪「食品加工の知恵」琉球の薬草とぬちぐすいに触れる旅極寒でじっくり燻される鮭の「冷燻」12月 大雪&冬至「酒」ブータンと台湾原住民のどぶろく客家の燻酒と韓国の薬酒1月 小寒&大寒「世界のキッチン」ヒマラヤ地域で見つけた、オフグリッドなキッチンと道具旅でたどり着ける、一番遠い場所。建築家・デザイナーの齋藤名穂さんと歩く、南インドのキッチン日本・台湾・韓国・香港の作家60名が描く、お気に入りのアジアの食べ物『MY FAVORITE ASIAN FOOD』さいごにクレジット
    ¥2,500
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    2022年頃からコツコツと書き、作りためてきた、さまざまな種類のパブリケーション&フリーペーパーの詰め合わせセット。以下のリストのなかから、ランダムな組み合わせでアイテムが封入されています。一つ一つ、内容物は異なります。AFRICAN ESSAYS / 2023
建築討論の連載「Afro-Urban-Futurism / 来るべきアフリカ諸都市のアーバニズムを読みとく」をベースに書き下ろした、アフリカ6カ国での体験をもとにしたエッセイ。縦書きで巻き物のような不思議なレイアウト。読みながら聞いてほしいプレイリストQR付き。グラフィックノベル2021年12月〜2022年8月まで行なっていたアフリカ滞在リサーチでの、パーソナルな体験や気づきを漫画風にまとめたもの。イラストは、エジプト人イラストレーターのMayar Salama。2025年春にカメルーンの出版社・Bakwa Magazineにて書籍化予定。
TRANSIT CITIES / 2023
ベネチア、テルアビブ、ニューデリ。合計54時間のフライトの乗り継ぎで、世界の3つの都市で12時間ずつ過ごすという謎の2日間を過ごした体験記。
How to stay cool in Ho Chi Minh City / 20231ヶ月ホーチミンの街中で観察した”涼むためのテク”を、現地のイラストレーターと印刷所と共に作った30部限定冊子。これから気候変動の関係でどんどん暑くなっていくであろう日本の街でも、参考にできるアイデアがあるかもしれない。フォトエッセイ「Still Not Myself」20232022年3月〜5月の2ヶ月間滞在したナイロビ。毎週金曜日に行っていたいきつけの音楽ベニュー「the Mist」で知り合ったキュレーターの女の子をモデル&案内人として採用し、治安が非常に悪いナイロビの中心地・CBD(Cenrtal Business District)を歩きながら撮影したもの。ひたすら誰かを尾行することで街を観察するSophie Calleの作品「Suite vénitienne」がインスピレーションとなった。アニマル・スケール・シティという視座2024年4月に公開されたDISTANCE mediaの記事「アニマル・スケール・シティという視座」を再編成したエッセイ。アニマルということで、ベトナムの古本屋で発見した馬の形の紙細工仕様。読み終わったら、切り取って馬にしてあげてほしい。Traveling Circus キット世界の都市をリサーチすることを生きがいとするライフスタイルに合わせて作った、スーツケースに入れてどこにでも持ち運べる、組み立て式のオリジナル展示モジュール紹介ペーパー。旅先で収集してきたものたちのリスト世界中の都市を訪ねるなかで見つけてきたもの、発掘したものなど、その街のカケラみたいなもの。石ころや、紙や、ガラクタなど、たわいもないもの。家と都市、巣のような存在スペインをロードトリップ中に見かけた、アリの巣を彷彿とさせる中世の集落をきっかけとした、「巣」としての都市や住まいの在り方に関するエッセイ

ほか、不定期で内容物が変わります。
    ¥2,500
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    20 ways to stay cool in Ho Chi Minh City

    Living on an increasingly warmer planet, it’s an urgent need to cool down the urban spaces without heavy energy consumption. In Ho chi Minh City, I’ve noticed some unique items, behaviors, and design principles to cope with the heat in the city. Then, I made a casual zine to showcase 20 ways to stay cool without using AC in Ho Chi Minh City - hot summer is coming - maybe we can learn from them! -----日中の一番暑い時間帯はそもそも外に出なかったり、夜の時間を活用したり、布や植物などのアイテムをうまく活用して影を作っていたり。毎日むちゃくちゃ暑い熱帯の気候で、ベトナムの人は自分の身体と天候の関係性と限界をきちんと理解して、うまく対処している気がする。それは、グッツだったり、振る舞いや行為だったり、空間的なデザインの工夫だったりする。これから気候変動の関係でどんどん熱くなっていくであろう日本の街でも、参考にできるアイデアがあるかもしれない。そんな想いで、1ヶ月ホーチミンの街中で観察した”涼むためのテク”を、冊子にまとめてみました。
    ¥1,500
    Traveling Circus of Urbanism
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最近の記事

"みようみまね"の美学 / 1934年築の元小児科の洋館を改修しながら考えていること

1934年築の、元小児科の洋館。銀閣寺からほど近い、左京区・浄土寺にある一軒のこの空き家の改修を始めてから、早いもので4ヶ月ほど経った。このエリアに私たちが引っ越してきたのは2020年の冬。自宅兼事務所の"Bridge To"から徒歩5分ほどに、明らかに人の住んでいない立派な洋館があることに気づいたのが5年ほど前のこと。思い募って手紙を出したのが去年の1月頃で、その手紙を見たオーナーさんから電話を頂いたのが4月頃だったから、ちょうど1年間で、大きく物事が動いたことに自分でもび

    • 都市・建築動向 / ロンドン・パリ・マルセイユ・リスボン・バレンシア / 2023夏

      2023年6月〜8月中旬にかけての約2ヶ月間、ヨーロッパ4カ国の各都市に行ってきました。目的は色々あったけれど、一番大きかったのはセカンドホームベースの下見。良い物件は見つかりませんでしたが、今後のキャリアパスについても考えさせられる良い旅でした。 10年ぶりのロンドンや、友人が多い6年ぶりのパリも含めて、駆け足で巡ったなかで見えてきた都市・建築・街づくり・アート・デザイン関係の動向などを忘れる前にここにまとめておきます。やったこと、行った場所、会った人の情報に加え、カジュ

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        Still not myself / ナイロビのストリートを歩く

        • アフリカ最大のスラム・キベラを訪問したら、400万年の人類史を歩いた気分になった

          日本人にとっては馴染みがないかもしれないけれど、ケニアの首都・ナイロビはとても発展していて、ショッピングモールや高層マンションがゴンゴン街中に立ち並んでいる。私も含めて、駐在などでナイロビに住む外国人は、温水プールやジム、24時間体制のセキュリティがつくモダンなマンションに住むことが一般的だ。Uberや車で職場やレストランに移動するから、ストリートを歩くことはほぼないし、勤め先によっては通りを歩くこと自体治安の関係で禁止されていることも多い。だから、見たくないものは見なくても

        "みようみまね"の美学 / 1934年築の元小児科の洋館を改修しながら考えていること

        マガジン

        • 都市に関する活動記録
          7本
        • アフリカのスマートシティ開発
          7本
        • 海外リモート生活忘備録・アドバイス
          2本

        記事

          Sound of Nairobi: ナイロビの音を拾い、ビートを、ヒートを掴む

          カメルーンでのプロジェクトを終えて、3月にケニアの首都・ナイロビにやってきた。ナイロビについては国連関係の支部や本部があることくらいしか知らず、あまり下準備もしないまま出発日となってしまい、何を期待したら良いかも分からないままやってきたのだが、来てみて驚いた。 モダンな高層ビルにショッピングモール、温水プールとジム付きのマンション。移動はUberでどこにでも行けるし、近代的なスーパーも多い。おしゃれなギャラリーやカフェ、コワーキングスペースにも事欠かない。そして到着してから

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          語学留学をするなら、欧米ではなくアフリカに行くべきだと思う

          アフリカに来てから早いもので4ヶ月が過ぎた。最初の数ヶ月を過ごしたトーゴとカメルーンはフランスの旧植民地で、今でも公用語がフランス語なため、毎日コツコツとフランス語を勉強していた。3月にケニアに移ってからは一気に英語環境に切り替わり、英語は特に不自由ないので便利に暮らしているのだけど、東アフリカのもう一つの公用語・スワヒリ語と、ブリティッシュ寄りのケニア英語のイントネーションに慣れる必要がある(ケニアはイギリスの旧植民地)。それに加えて、地域や部族毎の現地の言葉もあったりして

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          カメルーン・ヤウンデで過ごした2ヶ月を写真で振り返る

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          カメルーン発の空間情報解析プラットフォーム。アフリカで空間情報を扱うということ

          トーゴ・ロメでのプロジェクトを終えて、カメルーンの首都・ヤウンデにやってきて早くも2週間経った。ロメを振り返っての感想や、カメルーン1週間目の所感などは、Good News for Citiesのポットキャストでもざっくばらんに話をしているので、是非聴いてみてもらえると嬉しい。 アフリカに来てからは今日でちょうど2ヶ月。まだやりたいことは山ほどあるし、フランス語も上達させなければいけな一方で、経験したことをまとめたりシェアしたりもしたいしで時間がなく毎日きりきりしつつ、楽し

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          トーゴ・ロメで過ごした2ヶ月を写真で振り返る

          2021年12月〜2022年1月までに滞在したトーゴの首都・ロメでの様子を写真で振り返ります。詳しいプロジェクトの内容については、英語になりますがwebサイトの方からご確認いただけます。

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          アフリカ各都市で進行中のスマートシティを訪ねる、リサーチキャラバンを始めました

          12月中旬から西アフリカの小国・トーゴの首都・ロメに滞在している。2月からはカメルーン・ヤウンデ 、4月にはケニヤ・ナイロビ、6月にはモロッコ・マラケシュに移動し、2ヶ月ずつ、アフリカの各都市を行商しながら、現地の都市・建築・まちづくり分野の組織やスタジオと短期のコラボレーションを行いながらアフリカで複数走るスマートシティ開発についてリサーチを行う。企業や大学とは関係なく、全て自主企画・自主資金のプロジェクトで、2019年に台湾で出会ったフランス人建築家 / ジュリアン・カポ

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          開始から9カ月でジャパン・ポッドキャスト・アワード2020にノミネート。振り返りとティップス

          ポッドキャストを始めて約9ヶ月が経過した。「都市」に関するさまざまなトピックをざっくばらんに話すポッドキャスト番組「Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話」では、相棒の石川由佳子と共に、都市に関するプロジェクトやトレンド、本、雑誌、スポット、音楽など、気になるテーマを取り上げて紹介している。 収録環境に失敗して音質が聞くに耐えないほどになってしまったり、トークのテーマが決まらず頭を抱えたりすることは未だにあるが、おかげさまでリスナー・再生数共に順調に

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          夫婦揃って海外ノマド・リモートワーカーとして過ごした3年間の振り返りと8つのチップス。

          完全リモートワークが日常となりつつあるコロナ禍の現在。夫婦・カップル揃って家で仕事をしている人も多いと思う。 東京でフルタイムで働いていた私たち夫婦は、2018年に同じタイミングで会社を辞めて独立し、そこから今まで、北米・中南米・日本・台湾・ヨーロッパなどを転々としながら、リモートワーカーとして生業をたててきた(現在はオランダ・アムステルダム)。「どうしているの?」と最近よく聞かれることが多いので、興味がある方へのティップスを備忘録も兼ねてご紹介したい。 筆者:都市・建築

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          アムステルダムでスタジオを立ち上げました。コロナ禍でひっそりとオランダに移住した経緯と今後の予定。

          日本でも緊急事態宣言の延長が決定され、希望を持って迎えた2021年も結局歯痒いニュースに埋もれる昨今。 FacebookやPodcastなどで少しずつ近況報告はさせて頂いていたが、オランダに移住して早いもので半年経ち、無事滞在申請やビジネス登録も済んだので、改めてこれまでの経緯と現状、今度の予定をここでもシェアしておこうと思う。 筆者:都市・建築・まちづくり専門編集者、リサーチャー、キュレーター杉田真理子(Instagram / Twitter) なぜオランダに来たのか

          アムステルダムでスタジオを立ち上げました。コロナ禍でひっそりとオランダに移住した経緯と今後の予定。

          「都市」に関するトピックをキュレーション してお届けするニュースレターをはじめました

          ポッドキャスト「Good News for Cities」を石川由佳子とはじめてから、3ヶ月経ちました。予想以上に多くの方に聴いていただいているようで(各エピソード約100回くらい再生されています)、ありがたい限りです。 それと並行して、次はニュースレターに挑戦することにしました。 ニュースレターとかメールマガジンとかちょっと古いようなイメージが今まであったのですが、一周回って、今また、波がきてるんじゃないかと思っていて。 13歳の女の子がはじめたニュースレターThe

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          アーバニスト・イン・レジデンスとは。ベルリン行きを前に、「旅」と「都市」について思うこと。

          2019年12月に、京都の左京区にある一軒家に引越してきた。築年数は約70年程度、ぎりぎり「町家」と呼べるのだろうか。京都の文脈でいうと全然古くはない物件だけれど、戦後の建物なのに京間できちんと造られている、質の良い家だ。この家を夫と2人で改修しつつ住みはじめてから、早いもので6ヶ月目に突入した。 アーバニスト・イン・レジデンスとは セルフリノベができる物件を探す目的でアメリカから日本に帰国してから、家を持った暁には、住む以外の機能も、なにかつけたいと思っていた。京都を選ん

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          渡航制限の時代に、空港という空間について、改めて考える

          今年5月にNetflixでリリースされたばかりの、ベルギーのTVドラマ「イントゥ・ザ・ナイト(Into the Night)」を観た。突然太陽が異常を起こし、飛行機に乗った少人数のグループが太陽を避けて西周りに飛び、生き延びようとするシナリオだ。普段、終末ものSFスリラーはあまり観ないけれど、空港と飛行機への妙なノスタルジーが募り、ついハマってしまった。 コロナウイルスの影響で、各国が渡航制限を出し、外出自粛を進めるなか、「飛行機に乗ること」、「飛行機に乗って遠い世界を旅す

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