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#50、義士

①節義をかたく守る人物。義人。
②特に、赤穂義士をさす。「ーの討入り」

広辞苑第五版

赤穂浪士の美しいところは、勝手に自害せずにきちんと手続きを経て一斉に死んだことだと思う。

もちろん、加害、報復、自害に対して肯定的なわけではなく、このような美しさがあったとしてもその行動自体には否定的です。

浪士の実質的長、大石内蔵助の息子、主税。
彼はまだ10代で浪士の中で最年少だった。

その彼の辞世の句がWikipediaに載ってます。

他の人のも載ってる。どういう方々かわかった上で句を見ると、涙なしではいられない。

もっともっと喋りたかったな、って主税は言ってるの。16歳だもんね。今なら思春期として友人と夜明けまで遊んでてもおかしくないし、平均寿命の短いこのころでもそうだったかもしれない。

恋に浮かれ友と語る、そんな時期を復讐心と忠義に傾けて、長の息子としての責任も果たして、ほんと、もう、安らかに眠ってほしい。

昼の部、一、土屋主税
こんな歌舞伎のお話もあるんです。
私見たことあるけど、ケラケラ笑う感じの面白さがありました。

吉良上野介のお隣さんが舞台で、早く討ち入りしないかなって話してて、ラストは……ぜひ探してみてみてください☺️

歌舞伎には討ち入りの様子を描いた演目もあるのですが、しんしんと緊張が伝わり、とてもよい。
人を愛して忠義を誓うとは、大昔の話だとしても極論だとしても、こういうことだと考えさせられます。

愛を形で表すのはとても難しいけど、それでも伝えたい、叶えたい、その人のためになることをしたいと思うのは、ヒトの命の中ではとても比重が大きく、大切なことなんだと思います。

LOVE、涙色〜

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