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永月しおんさんを推す会

まずはこちらをご覧ください。珠玉の朗読の数々。
そして美しい声。はぁー、推せます。

世にイケボカワボなどの素敵ボイスが溢れる中、彼女の声は実に真摯、そして素直に思えます。

「良い声、聞き良い口調」は本当にそれぞれだけど、私にはこの方のお声が本当によく合っていて、折り紙の鶴を折る最初の三角をぴったり綺麗に折れた時のあの喜びと似ているのですよ。

このお豆腐の話とか、片山廣子さんの「季節の変るごとに」とかは食べ物の話ですけどね、文豪に食べ物の話をさせたらまぁ終わらないんですよ。特に旬のものの話なんかそれを肴に何時間でも話せてしまうんだからね。「うど」良い。

そのね、何時間分もの話をさわやかにかわしながら読み上げていくのが永月さんの手腕なのですよ。

オタク特有の早口もなんのそのですよ。あえて意識してゆっくりがっちりどっしり読み上げてしまわれるから、「そうかここが聞きどころか!」と言うのがすぐわかる。本当に助かります。

物語を音読する上で大切なのは抑揚、間、声色ですが、全てのバランスがよいですね。

抑揚は天ぷらには大根おろしがつきものですけど、それがもみじおろしになるようなスパイスが効いてるんです。色も鮮やかでしょ、そしてしつこくないの。

間は長過ぎず短過ぎず、相手が赤ん坊だってきっとまじまじと見つめて聞き入ってしまうくらい、ふとした時に後ろからツンツンとイタズラしてくるような可愛らしい気配がするのですよ。

これはくつわむしの「ガチャガチャ」がめちゃきゃわなので聴いてほしい。

声色はねぇ、すごいよ。もちろん地の文もあるから、これは誰が話しているかこっちもわかっているんだけど、無理のない自然な役作りに、本当に感心します。おばあちゃんでも、お父さんでも、弱そうでも強そうでも、血気盛んな女の子でもやってしまうのだから、エンドロールは永月さんしかいなくてもいいんじゃないかと思うくらいですよ。もちろん朗読だからそうなんだけどさ、それくらいすごいってことを言いたかったのですよ。

これがねぇ、またYouTubeには100本以上の朗読動画があがってんだよ?100だよ?
純粋にそれだけの本を読んだってだけでもすごいのに、感情を込めて読み上げたってのはまたすごいんだよね。

動画自体はシンプルイズベスト。すっと始まってずっと終わるの。たまにBGMがかかってたりするけど、それもなんだかちょうど良いの。

はーーーもっと世に知られて欲しいなーーーー
でももし取材とか来たら忙しくなっちゃって、お話できなくなるのは悲しいしなーーーーーー
でもいろんな方から「永月さんの朗読聞きながら通勤してます!」とかのリプライ来て欲しいなーーーーーー
とかく、ご賞味あれということで。

②もどうぞ!

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